【ONEPIECE】Chainー外れたパーツー (ページ9)

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第7話ページ9

黄猿side)

青｢いやいやいや！問題大アリだから！！｣

ドアの向こうからクザンの大きな声が聞こえてきた。

ちょうど通りかかった事だし
何の話だろうと聞き耳を立ててみる。

青｢あのね、明日来る奴らはいくら海軍の味方だって言ったって所詮は海賊なんだよ？
こっちの話なんて聞きやしない危ない奴らばっかなの！
もし目をつけられたら何されるかわかんないんだよ！｣

おぉ、アイツにしては的を射たこといってるねェ。

そんな事に感心していると、
今度は彼女の声が聞こえてきた。

『……それじゃあ、万が一、何かあったら』

『クザンが助けてね？』

…おやおや？相変わらず手が早いねぇ、アイツは…。

ドアの向こうで彼女の出てくる気配がして、わっしはすぐにその場を離れた。

部屋に戻れば、少ししてノックの音がする。

黄｢誰だィ？｣

『Aです、元帥からの伝言を伝えに来ました。』

｢おぉー、Aちゃんかァ…入って構わないよォ｣

入ってきた彼女はドアを開けて入り口で立ち止まった。

黄｢まァ、とりあえず座りなよォ｣

そう言うと彼女は素直にソファーに座った。
その向かい側に移動して自分も座る。

黄｢何か飲むかい？まァ、お茶しかないんだけどねェ〜｣

『お気になさらず、すぐに戻るので』

黄｢……そうかい？｣

するとすぐに彼女はセンゴクさんからの伝言を話す。

黄｢わかったよォ、明日の１時ねェ〜。｣

『はい、よろしくお願いします。』

黄｢所でAちゃんさァ〜
いつからアイツと仲いいんだい？｣

そう聞くとなんの事だか分からないと首を傾げる。

クザンの名前呼びと敬語の件だと言えば納得したように経緯を話した。

なるほど、あの後ねェ〜。本当に手の早い奴だねェ…。

黄｢わっしが1番一緒に仕事してるのにねェ〜｣

『はぁ、そうですね…？』

おっと、口に出ていたらしい。

……となればこの際言ってみようかねェ〜。

黄｢Aちゃんさァ、わっしの名前知ってるよねェ？｣

『もちろん。ボルサリーノさん、ですよね？』

黄｢そうそう、それじゃあこれからもそう呼んでねェ？
わっしも呼び捨てで呼ぶからねェ〜？
……嫌だったんだろう？ちゃん付け｣

『ッ！？……ありがとうございます』

黄｢敬語も頑張って外していこうねェ、A｣

『はi…わかった。じゃあまた明日』

『失礼』と、部屋のドアが閉められた。