【ONEPIECE】Chainー外れたパーツー (ページ43)

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第41話ページ43

Aside)

避けられた…まぁ当然だろうなと、
空中で切り返し、青雉を追う。

武装色の覇気を天河の刃に纏わせ、心臓部を突く。

が、青雉の出した氷の剣によって防がれた。

青｢Aちゃん！俺は戦う気なんて…！！｣

『21年前の兄も私も、戦う気なんて無かったわ』

一瞬の隙をついて剃で青雉の背後に回ると、
そのまま蹴り飛ばす。

瞬間、背後に黄猿の気配がしたが、

私は遠心力を使って彼の脇腹に薙刀を叩き込んだ。

覇気を纏った刃先は

ゴキリー

と鈍い音を立てて黄猿を壁に叩きつけた。

黄｢ごフッ…痛いねェ……｣

『貴方が切り落とした左脚程じゃないわ』

口から血を吐いた黄猿を一瞥して、
再び剃で赤犬を狙う。

天河は刃の部分が一番重い作りをしている。

だから遠心力で勢いをつけたそれを振れば
かなりの破壊力だ。

両手で天河の柄の一番先を持ち、振り下ろした。

が、そんな大振りの攻撃はいとも簡単に避けられ、

代わりに赤犬が構えた。

赤｢ええ加減にせぇ、小娘ェ！！！｣

マグマに変えた拳を振れば、
犬の形をしたマグマが私を襲う。

天河の先が地面に刺さり、
勢いのまま身を前転させて着地する。

そのまま身をふせればマグマの犬は天河の柄の3分の1を溶かして壁にぶつかった。

『いい加減にして欲しいのはこっちの方よ！

言ったでしょう「私をもう一度殺してみろ｣と…』

赤｢…貴様程度、相手にする気にもならん｣

『だったら黙って殺されろ』

私は天河を引き抜いて再び赤犬に襲いかかる。

今度は大振りではなく短くなった柄を活かして
絶え間なく切りかかる。

そろそろ黄猿と、青雉が、戻ってくるだろう。

さて、ここからが本番だ。