【ONEPIECE】Chainー外れたパーツー (ページ29)

今日:11 hit、昨日:9 hit、合計:13,651 hit

第27話ページ29

Aside)

スモーカーからの突然の告白を受けてから数週間。

彼はとっくに本部へと戻ってきたのだが、
互いに忙しく会えなかった。

クロコダイルの後に七武海に入ってきたのは

«マーシャル・D・ティーチ»

手土産として
白ひげ海賊団･2番隊隊長«火拳のエース»を連れて。

火拳はすぐさまインペルダウンへと送られ、

数日後、彼の処刑が決まった。

『火拳のエースの処刑、ですか？』

セ｢あぁ、そうだ。既に世間に公表している通りだ｣

『それでどうして私が呼ばれたのです？』

セ｢…必ず白ひげ海賊団が火拳奪還に乗り込んでくる。
万が一に備えて七武海に招集をかけたいのだ｣

表情を歪め、絞り出す様に言葉にしたセンゴク。

海賊なんぞには頼りたくはないが、

四皇の一人を相手取る戦争だから致し方ない。

ハッキリと聞こえてきそうなほど心の声が
オーラから漏れ出てる。

(まぁ、隠す気も無いのだろうな…)

実際言葉にしたって誰も文句は言わないのだから。

私に頼まれた仕事は七武海全員の招集

『私に出来るだけの事はしてみます。』

(…骨の折れそうな仕事だ)

彼に答える機会がまた潰れてしまった。

廊下を早足で進みながらそんな事ばかりを考える。

火拳の処刑……海賊達との戦争まで時間が無い。

その前にはどうにかして伝えたいと思う。

とりあえず、仕事を片付けなければ。