【ONEPIECE】Chainー外れたパーツー (ページ17)

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第15話ページ17

センゴクside)

七武海会議が終わり、早速ドフラミンゴに目を付けられたAだったが、そんなものに欠片の興味も持たず無表情で部屋を出た。

ドフラミンゴが後を追いかける。

その光景に七武海側はといえば呆れる者、舌打ちをする者、興味を持たない者など様々だったが、海軍側に心配する者は…一人を覗いていなかった。

あからさまに態度のおかしい奴が、一人。

もちろんであるが、青雉だ。

落ち着かない様子で奴らの出ていった扉を睨む。

さすがに飛び出してこそ行かなかいが、そうしたいと顔に書いてある。

セ｢……解散だ、お前らもサッサと帰れ｣

その言葉に反応したのは言わずもがな青雉で、
すぐに部屋を出た。

同じように七武海も部屋を出ていく。

鶴｢まったく、いつの間にAに懐いたんだい？｣

黄｢昨日何度か話しているのは見かけたねェ〜｣

赤｢ふん、どうでもえぇ…｣

残った大将、おつる、ガープもそれぞれ部屋に戻る。

……Aがわしの部屋に入って来たのは暫く後だった。

どこかで騒音が聞こえた。と思っていたら、

いつもと何も変わらない無表情のAと、
リックによって首根っこを引きづられて来た青雉。

『すみませんセンゴクさん。部屋の壁が壊れました。』

セ｢どうせそいつのせいなんだろう？｣

青｢ひどくない！？いや、俺のせいですけど！心配はしてくれないの！？｣

◆｢突然うちの大将に抱きついた変態が何言ってんですか｣

リックが青雉の首根っこを引っ張った。
｢すみませんでした！！｣と勢いよく謝る青雉。

……やかましい。

セ｢まぁ、壁は修理するしかないだろう。｣

『ではこちらで手配しておきます。』

セ｢金は青雉に払わせるからな、好きにしていいぞ｣

『はい』

青｢まってまって！ひどくない！？
……って、ひどくないですね！当然です!｣

Aとリックの二人に睨まれてすぐさま訂正する。

…この二人お前より年下だぞ、青雉。

『それでは、失礼しました。』

そう言って部屋を出たAを、ペイッ、と青雉を俺の机の前に投げ出して後を追うリック。

セ｢さて、おつるも呼んで詳しく話を聞こうか青雉…｣

青｢……ハイ｣

俺はおつるに電話をかけた。