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第20叫 ページ21

ダリ先生と仲直りした日から、私は毎日ダリ先生の元へ質問をするために通っていた。

前より距離が近くなった気がする。それに、最近ダリ先生と会う度に、お腹が満たされたような感覚になる。

家系能力が原因なのだろうか。まぁ、一人で考えていても埒が明かないので、ゼゼくんに相談してみることにした。


「姉様……それ、どうしたんですか?」


ゼゼくんは私に会った途端、驚いて顔を顰めていた。
それに、ゼゼくんが言うそれ(・・)とはなんだろうか。


『それって?』


「姉様の魔力量が異常です。普段の倍以上あるではありませんか。」


なるほど魔力量か。確かにそのことについて相談に来たのだし、早速本題に入ることにする。


『ああ、その事で相談に来たのよ。ねぇ、好きって直接言われなくても能力って反応するの?』


「……確かに反応します。もしかして、ほぼ毎日そのようなことになっているのですか?」


『え、そうだけど……なにかおかしかった?』


「当たり前です!魔力を大して消費しないのに、膨大な魔力を維持するのは体が持ちませんよ!なにか発散する方法を考えないと……」


発散する方法……そう言われても、魔術の練習くらいだろうか。しかし、一回の魔術で消費される魔力はたかが知れている。

そうだ、魔力を別の容器に移し替えればいいのでは無いか。幸いゼゼくんはその方法を知っているし、これを機に私も何か作ってみたい。


『ねぇゼゼくん、私もゼゼくんみたいに魔力を装飾品とかに移し替えてみたいの。』


「なるほど、その方法がありましたね。では作ってみますか?俺は姉様なら、何時でも歓迎しますよ。」


『ほんと?じゃあ、日頃お世話になってるダリ先生に、何か作りたいんだけど…』


私がそういうと、ゼゼくんは顔を真っ青にしてフラフラと倒れてしまった。

もしかして、ゼゼくんはダリ先生のことが嫌いなのだろうか。
ここまで過剰反応するなんて、そうとしか思えない。


「……姉様はそんなにダリ…先生のことが好きなのですね。」


『うん、そうだよ?今更どうしたの?』


私がそういうと、ゼゼくんは吐血してしまった。本当にダリ先生が嫌いらしい。

それからゼゼくんと装飾品を作り始めるまで、2時間ほどかかってしまったが、中々良いものが出来上がった。

終末テストが終わったら渡そうかな。

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コロネ(プロフ) - 初コメ失礼します!!とてもおもしろかったです!!続き楽しみにしてます! (10月27日 18時) (レス) @page24 id: 2d335fb530 (このIDを非表示/違反報告)
めそ(プロフ) - 東雲 夜椰-シノノメ ヨルヤ-さん» コメントありがとうございます。紹介大丈夫です、むしろ凄く嬉しいです!面白いと言っていただけて本当に良かったです。これからも頑張ります! (9月9日 21時) (レス) id: 92e13f110a (このIDを非表示/違反報告)
東雲 夜椰-シノノメ ヨルヤ-(プロフ) - 初コメ失礼します。無茶苦茶面白いんですけど何でですか?友達に教えてもいいっすか?マジで。ダメだったらいいんすけど!更新頑張って下さい!!応援してます! (9月9日 21時) (レス) @page12 id: 70c3e8bce0 (このIDを非表示/違反報告)
めそ(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます。神作と言っていただける日が来るとは思わなくて、凄く嬉しいです!ゼゼくんとの絡みも増えてるくので、これからもよろしくお願いします! (9月9日 18時) (レス) id: 92e13f110a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - ダリ先生の夢小説少ないけど漁りまくってこの小説に出会ったんですけどほんとに神作に出会えました!!更新される度に頬が緩みます!ゼゼくんもダリ先生も推しなのですごく嬉しいです(><) (9月9日 15時) (レス) @page12 id: 2c7a263bbc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めそ | 作成日時:2023年9月6日 18時

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