第14叫 ページ15
ダリside
今日は僕が挨拶当番の日で、正門に立っているとAさんが登校するのが見えた。
僕は普通に挨拶をしたのだが、Aさんは下を見て小さく挨拶をした。
それを不思議に思ったが、この時は深く気に止めていなかった。
『教科書35ページを開いてね〜』
魔歴の授業になり、Aさんは普通に授業を受けに来ていた。
しかし、僕がAさんと目が合うとフッと目をそらされてしまった。
『(あれ、僕なにかしちゃったかな〜?)』
授業中はずっとこんな感じで、僕もつい気になって何回もAさんの方を見てしまった。
それから授業が終わり、いつも通りにAさんが質問に来ると思っていたのだが……いつまでたっても来ない。気がついたら放課後になってしまった。
モヤモヤして誰かに聞いてもらいたいので、近くにいたカルエゴ先生に声をかけた。
『カルエゴ先生〜、聞いてくださいよ。Aさんが一日中目を合わせてくれなくて…僕嫌われちゃったのかな〜、どう思います?』
「そういうことを私に話されても困ります。というか、あんたはやけにゼパルのことを気にしているんですね。」
『気に……してるのかなぁ。今までこんなことなかったから、不安になるというか…』
「まあ、そういう年頃でしょう。明日になったら忘れてますよ。では私はこれで。」
そういうと、カルエゴ先生は早足で仕事に戻ってしまった。
カルエゴ先生は明日になったら忘れてる、と言っていたがそれでも気になるものは気になる。
嫌われたと思うと、凄くイライラしてくる。もしかしたら悪周期が近いのかもしれない。
とりあえず、Aさんに明日話しかけてみるか。そう思うと、手元に残った仕事を再開した。
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コロネ(プロフ) - 初コメ失礼します!!とてもおもしろかったです!!続き楽しみにしてます! (10月27日 18時) (レス) @page24 id: 2d335fb530 (このIDを非表示/違反報告)
めそ(プロフ) - 東雲 夜椰-シノノメ ヨルヤ-さん» コメントありがとうございます。紹介大丈夫です、むしろ凄く嬉しいです!面白いと言っていただけて本当に良かったです。これからも頑張ります! (9月9日 21時) (レス) id: 92e13f110a (このIDを非表示/違反報告)
東雲 夜椰-シノノメ ヨルヤ-(プロフ) - 初コメ失礼します。無茶苦茶面白いんですけど何でですか?友達に教えてもいいっすか?マジで。ダメだったらいいんすけど!更新頑張って下さい!!応援してます! (9月9日 21時) (レス) @page12 id: 70c3e8bce0 (このIDを非表示/違反報告)
めそ(プロフ) - ありささん» コメントありがとうございます。神作と言っていただける日が来るとは思わなくて、凄く嬉しいです!ゼゼくんとの絡みも増えてるくので、これからもよろしくお願いします! (9月9日 18時) (レス) id: 92e13f110a (このIDを非表示/違反報告)
ありさ(プロフ) - ダリ先生の夢小説少ないけど漁りまくってこの小説に出会ったんですけどほんとに神作に出会えました!!更新される度に頬が緩みます!ゼゼくんもダリ先生も推しなのですごく嬉しいです(><) (9月9日 15時) (レス) @page12 id: 2c7a263bbc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めそ | 作成日時:2023年9月6日 18時