転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ10)

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特訓終了ページ10

あれから数週間後......とうとう収穫祭本番になった。

｢噂をすれば問題児クラスじゃね？｣

｢お〜い！！問題児ども〜、今回は負けな...い...ぞ...っ｣

問題児クラスの生徒は全員ボロボロで会場に来たため、他クラスの生徒が絶句していた。
私は今日の為にとカルエゴ先生から貰った、動きやすい黒のドレスに身を包んでいた。

｢みんな...見違えたな...きっとそれぞれ大変な特訓を乗り越えてきたんだろう...｣

｢長かった｣

『死ぬかと思った』

私たちは口々に自分たちの辛さを話し始めた。

『｢まあ、1番辛かったのは私/僕/俺たちだろうけど。......あ゛ん？｣』

そこからはもう地獄、周りの目も気にせずに自分が1番辛かったと主張し続けた。

｢ようし、じゃあハッキリさせよう。どのチームが一番特訓して成長したのか！収穫祭の結果で勝負だ！！｣

負のオーラを出しながら睨み合っていると入間くんが遅れてきた。

｢みんな〜おくれてごめ...ええええええ！？なんでこんなギスギス......？｣

入間くんが驚いていると、放送で｢出発する入口を選んで集まれ〜〜い！！｣と言われた。
するとリードくんが皆が散る前に集合をかけたので、円陣を組むことになった。

｢全力を出して課題を乗り越えよう！我らの目標のため！さぁ言ってやってくれイルマくん！せ──の！！｣

｢足ひっぱったらブッとばすぞ───ッ！！｣

『｢上等じゃオラァァァ！！｣』

こうして私たちの成長をぶつけ合う収穫祭が始まった。