転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ9)

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まだまだページ9

｢本日の授業は以上。各授業での課題を忘れないように。では全員この後の特訓へ向かえ。｣

毎日特訓を行っている私たちは全員ボロボロでぐでっとしていた。
みんなで一旦特訓に行く前に、近況報告会をしよう、ということになったので教室で円になって座っていた。

｢ぶっちゃけどうよ。みんな気になってるんだろ？講師と会って2週間...他のみんながいかにおぞましい特訓をしているのか。まずっ包帯ぐるぐる巻きのAちゃん！！｣

『あ...あぁ、私ね。毎日家系能力を常時発動させて、カルエゴ先生に捕まったらケルベロスに噛まれてるよ...。』

｢あの陰湿教師鬼じゃん！！｣

そんな感じで一人一人特訓の様子を話していると、皆自分の師匠から電話がかかってきた。

｢｢集合｣｣

『｢了解｣』

そう言うと私たちは自分の師匠の元へと散っていった。
私も今日は地下運動場に集合と言われているので、そこへ向かった。

｢今日の特訓は戦闘訓練だ。今までの成果を見せてもらう。｣

『お願いします！』

能力を常時発動させても魔力が減りにくくなり、カルエゴ先生の攻撃を軽々と避けることができるようになってきた。
同時にカルエゴ先生の動きを封じて1発当てることができた。

『あ...今当たりましたか！？』

｢当たったな。合格だ。｣

『やったー！！じゃあ特訓終了ですね！？』

｢いやまだだ。ここまでついてこれるならもっとキツくしても大丈夫だな？｣

『...は？』

それからの特訓は今までとは比にならないくらい地獄だった。