転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ6)

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容赦ないページ6

｢えー...授業は以上。よく復習しておくように...とくに！そこの君たち！！｣

問題児クラスの面々はこの後の特別授業のことを考えて全く授業に集中出来なかった。
かくいう私も授業中はずっと特別授業のことを考えていた。

すると突然バンッと激しい音を立てて扉が開いた。

｢授業終わったカー！？お迎えに来たヨー！｣

フルフル軍曹がそう言うと、他の講師陣も教室へゾロゾロ入って来て私たちを特訓場へと連れていった。
私はというと、カルエゴ先生に地下運動場へ連れていかれた。一応言っておくと、ガープくんたちの運動場とはまた別の離れたところだ。

｢俺はAを悪魔学校1年生の中で、最も自己防衛に長けた1年に育てるためにここに来た。｣

『自己防衛...？』

｢ああ、そうだ。基本的には家系能力の強化、それから妖精の扱いの向上を目的に特訓をする。まずはAの家系能力で未来予知をして攻撃を避け、妖精を使い魔術の強化をして攻撃をしろ。分かったらさっさと始めるぞ。｣

『はい、わかりまし......た！？』

私が返事をし終わる前にカルエゴ先生はケルベロスで攻撃を仕掛けてきた。カルエゴ先生がギリギリのところで止めてくれたから良かったものの当たっていたらやばかった。

『死ぬかと思った...！』

｢覚悟しておけと言っただろう。恋人だろうと手加減無しでいくぞ。｣

カルエゴ先生の発言を皮切りにまた特訓が始まった。私は戦闘に家系能力を使うのは初めてで、まず発動するまでに時間がかかってしまい避けることは出来なかった。