転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ18)

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意味がわからないページ18

『......あの、これどういう状況ですか？』

｢聞かなくても分かるだろう、採寸だ。｣

昨日電話で約束した通り、屋敷までカルエゴ先生が迎えに来ると何故か高そうな服屋に連れていかれた。
現在採寸中。なぜ？

『それは分かるんですけど...なんで採寸してるんですか。』

私が聞いてもカルエゴ先生は無視してスタッフさんと話をしていた。女性のスタッフさんでカルエゴ先生と仲良さげに話していたのでやきもきしてしまった。

『(あのスタッフさん美人だもんな...カルエゴさんってああいう人がタイプなのかな...)』

放っておかれていることに少しイラッとして睨んでやると私の顔をちらっと見て笑った。
私はイライラしているのにカルエゴ先生は何故か楽しげだ。

｢Aこっちに来い。出来たぞ。｣

『出来たって一体何が...？』

素直にカルエゴ先生の方へ向かうと、そこにはライラック色の美しいパーティードレスがあった。
カルエゴ先生に｢着てみろ｣と言われたので着ると、サイズはぴったり。まさかさっき採寸していたのって...

『も、もしかしてこれオーダーメイド...？』

｢そうだ。お前のために魔術で作らせたドレスだ。｣

『え、ちょっと待ってください。こんな高級なもの受け取れな...』

｢すまない、このドレスに合うヒールも見繕ってくれ。｣

私の言葉を遮るように、カルエゴ先生がスタッフさんに指示をするとあれよあれよというまに着飾られてしまった。
私が驚きで硬直している隙に、カルエゴ先生は私を高級レストランへと連れていった。