転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ17)

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お互い様ページ17

収穫祭の打ち上げも無事に終わり、私と入間くんは一緒に屋敷へと帰っていた。

『入間くん、若王おめでとう！！』

｢あっありがとうございます！...それで、Aさんはもう大丈夫ですか？｣

『それ他のみんなにも言われたよ...もう元気だから大丈夫！』

私たちが話しながら屋敷の前に着くと急に扉が開き｢そんなところにいては体を冷やしますよ｣とオペラさんに声をかけられた。

『｢ひゃい！！/うわぁ！！｣』

私と入間くんが突然声をかけられたことに驚いていると、向こうからおじいちゃんが走ってきた。

｢入間く〜ん、Aちゃ〜ん♡待ってたよぉ〜！！さぁっおうちでも優勝おめでとうパーティーするよ〜！｣

おじいちゃんが料理や飾り付けについて楽しそうに話していると、オペラさんが咳払いをした。

｢あっそうだね。話したいことはたくさんあるけど、まずはこれを言わないと。収穫祭数日間...お疲れ様でした。お帰り、2人とも。｣

『｢...っうん！ただいま！！｣』

パーティーを終えてから寝る前に私はカルエゴ先生に電話をすることにした。学校にいた時は忘れていたが、私が暴走した時カルエゴ先生に酷いことを言ってしまったのを思い出したのだ。

『あ、もしもしカルエゴさん？』

｢どうしたA。｣

『あの、私...カルエゴさんに酷いこと言ってごめんなさい！暴走してたとはいえあんなこと...』

｢はぁ...そんなことか。謝らなくていい。どうせ幻覚の俺に酷いことを言われたのだろう。...そんなに気にするなら明日俺の買い物に付き合え。｣

『えっそんなことでいいんですか？』

｢俺がいいと言っているのだから素直に頷いておけ。明日迎えに行くからな。｣

カルエゴ先生がそう言うと一方的に電話を切られてしまった。
まあ、カルエゴ先生がそれで気が済むと言うなら満足するまで付き合おう。