転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ11)

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収穫祭開始ページ11

『(入るなら3番ブロックかな。ジャズくんとアロケルくんしか問題児クラスの人はいないし。)』

そして私は3番ブロックへと足を踏み入れた。
私の作戦はこうだ、能力を使いながら、誰かが来る場所に罠を仕掛ける。無事に引っかかってくれたらポイントを奪う。日中はこれでいいだろう。私が本格的に活動するのは夜。安全圏から大物を狩ってポイントを手に入れる。

『やるからには本気でやらないとね。若王は無理でも3位くらいにはなりたい。』

私はとりあえず木の上に腰を下ろすと、この後人が通り掛かる場所に罠をしかけた。
罠といっても転ばせたり、少しの間身動きが取れないようにするだけだ。その間に妖精さんに食材を奪ってもらう。
そんなことを考えているうちに生徒が罠の方に向かっているようだ。

｢魔植物師団のおかげで俺たちいい所まで行けそうじゃね！？｣

｢楽勝だよな......うわっ！？｣

見事に2人とも引っかかってくれたようだ。

『(ごめんね...妖精さん、お願い。)』

私が頼むと素早く私の元に食材を持ってきてくれた。

｢......あれ、俺の食材は！？｣

｢まって、俺のも無い！さっきまでここに入れてたのに！｣

私は日中、木の上で仮眠を取りながら大量のポイントを稼ぐことが出来た。