転生したが、あくまで平穏に過ごしたい！③【魔入間】 (ページ2)

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アクアケース1 ページ2

とうとう終末日最終日になり、私が屋敷からでると何故か入間くんも出てきた。

『あれ、入間くんも出かけるの？』

｢Aさんもですか？僕はアクアケースに行くんです。｣

『へ、へ〜そうなんだ〜！』

忘れてた、そういえば入間くんとアメリさんがアクアケースでデートするのは最終日だった。施設内で絶対に会わないようにしないと。

私は入間くんが出発する前に急いでアクアケースへ向かった。
更衣を済ませてからカルエゴ先生と合流することになっているので、着替えて出てみたら囲まれている人がいた。

『(よく見えないけど、あれ絶対カルエゴ先生じゃん！！)』

待ち合わせ場所にいるのだから間違いない。すると、カルエゴ先生は私に気がついたのか人混みから出てこちらへ来た。

｢A待たせたな。｣

『い、いえ今着替え終わったところなので...』

カルエゴ先生は上に1枚羽織っているが、ボタンを閉めていないので腹筋が顕になっていた。
カルエゴ先生の腹筋...刺激が強すぎる！

｢その水着...似合っているが、他の男に見せたくないな。これを羽織っておけ。｣

『ちょっちょっと待ってください！それはカルエゴ...さんが着ててください！目のやり場に困るので！！』

カルエゴ先生が上着を脱ごうとするもんだから私は全力で止めた。ここでカルエゴ先生が上裸になってしまったら私は気絶してしまう。

しばらく押し問答をしていたが、カルエゴ先生が折れてくれた。
そして水族館の道を通ってレジャー施設へと向かい始めた。

『わぁ！水中を歩いてるみたい...！すごく綺麗！』

｢たまにはこういうのもいいな。｣

私は滅多に見られない光景に目を輝かせてきょろきょろしていた。
レジャー施設につくと大きなウォータースライダーが見えたのでまずはそこに行くことにした。

｢こちらのバウくんに乗って下まですべれますよ。彼氏さんは後ろで彼女さんを支えてあげてくださいね。｣

スタッフさんの説明に照れながらも私たちはバウくんに乗った。
これ、凄く密着するから恥ずかしい！

｢フッ、A耳が赤いぞ。｣

『当たり前です！こんなに密着するの初めてなんですから！』

｢では早く慣れるようにもっとくっつかなくてはな。｣

そういってカルエゴ先生は私をしっかりと抱きしめてきた。
いざすべってみると、思っていたよりもスピードが早く、ドキドキよりも恐怖が勝ってしまった。絶叫マシン並の速さだった。しかし、それが逆に楽しかった。