ー 誰そ彼 ー

…１２ ページ43

「まあまあ、いらっしゃい」


A「お邪魔しまーーーす！！」


家から俺たちを見つけたのか


ばーちゃんが出迎えてくれて


O「ごめんね急に」


「ええんよ、疲れたやろ？じーさんが風呂沸かしてくれてるんよ」


O「ん、ありがと」


ばーちゃんが言うには、今日俺が来ることで久しぶりにかーちゃんとも電話で話したらしい


それも嬉しかったんだって


「いつも智がお世話になって…」


ばーちゃんが４人に頭を下げると


S「いえ、こちらこそ。お世話になります。あのこれ…」


「まあ、気を使っていただいて…」


N「おばーちゃん、おうち入っていい？藁葺き屋根興味あるの」


「あ、そうやね。お茶入れようね」


J「…お前、慣れなれしいわ」


N「俺、おばーちゃんとか好きなの」


A「俺も！なんかネコみたい！」


O「…」


まあ確かにちっさくてネコみたいだけどさ


、


じーちゃんはもう晩酌してて


それぞれに挨拶して


机の上には今までここで食べたことないような料理が並んでてさ


田舎の料理ってなんか茶色いもの多いのよ(好きだけど)


「あんたのお母さんが教えてくれたんよ」


O「かーちゃんが…」


食材と一緒にレシピと調味料も送られてきて


ばーちゃんも頑張って作ってくれたんだって


もちろん、ハンバーグとかミートソースとかポトフとかだけど


じーちゃんが作ってる野菜がいっぱい使えたってばーちゃん喜んでた


N「あ、おじーちゃんは何食べてるの？」


「あ、ああこれはばーさんが漬けてる漬けもんや」


N「俺もそれ食べるっ！」


「はは。ばーさん、漬けもん頼むわ」


「はいはい、ちょっと待ってね」


S「あ、俺手伝います！」


J「俺も！かまどとか見たい！」


A「いただきまーす！」


O「…」


、


お前ら、馴染みすぎじゃね？



、

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