…8 ページ39
「少々お待ちください」
女性は注文を聞いて席を離れたんだけど
俺は、俺たちは湖の写真から目が離せなかった
俺はもちろん知ってる
毎日夕暮れに散歩がてら歩いて行っていた場所だ
でも彼らも
N「ここ…っ」
カズがそう言った途端、声を詰まらせた
一番驚いていたのは彼のように見えた
O「ここ、も…行ったの?」
J「…行った。確か…8月の10日…夕暮れに」
O「8月…10日…」
俺の記憶が曖昧な時期に
彼らもここへ訪れたという
ぶるり、体が震えた気がした
S「でも」
そう言って、俺の正面に座っていた彼が湖の写真をなぞると
S「なんだか…懐かしく感じるんだ。ここ…、この前初めて行ったのに」
N「…あの時、この湖のことわかってるかのように歩いて行きましたもんね、翔さん」
S「そう、だった?」
J「そうそう。心配したよ」
A「でも…俺も、ここは好きだった」
雅紀の言葉に一瞬違和感を覚えた
彼らの話が正しければ今年の夏に1度しか行ってない場所
なのに「好きだった」
「だった」と過去形なんだ
いや、今年の夏のことだって過去なんだからおかしくはないんだけど
どうしてもそこが気になった
、
350人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なち(プロフ) - 翔華さん» 涙出てくれて嬉しいw相葉氏はどこにいっても笑顔の素敵な優しい相葉さんだからね!移行先でもよろしく!(*´ω`*) (2017年9月29日 11時) (レス) id: 4fe15a2e55 (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - なちさん» なんか涙出て来ちゃった。辛い記憶なのに笑顔の相葉ちゃんが。現実の皆が仲良しなのが救い(⌒‐⌒) (2017年9月20日 16時) (レス) id: 5a0dcd6872 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 翔華さん» んふふ(*´ω`*)どんな妄想にも付き合いますよ!wいよいよ5人であの地へ!どうなるかなー( ̄∀ ̄)www (2017年9月6日 16時) (レス) id: 4fe15a2e55 (このIDを非表示/違反報告)
翔華(プロフ) - なちさん» 勝手な思い込みに乗ってくれてありがとう♪ 智くんの歩幅に合わせてくれる翔ちゃんにキュンキュンしちゃう。そういう優しさが翔ちゃんらしくて好き(///∇///)いよいよ5人で約束の地へ! (2017年9月6日 6時) (レス) id: 5a0dcd6872 (このIDを非表示/違反報告)
なち(プロフ) - 翔華さん» お!前世はフランス人だったかもよw忘れてるものをさがす旅…、なんかいいよね( ̄∀ ̄)www (2017年9月5日 14時) (レス) id: 4fe15a2e55 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:なち
作成日時:2016年10月27日 10時