５話でございます ページ7
「さて…そろそろ休憩のお時間ですよ｡」
時刻は午後３時｡どこぞやのド変態野郎の監視…
ではなく､坊っちゃんのお世話?をするためについているAはそう言った。
「わーい!今日のおやつは?」
無邪気な笑顔でレイが問う｡
「今日は､チョコレートプディングと､ダージリンティーです｡」
「本当!?うわあ､楽しみだな〜!!」
ニコニコ笑うその姿は､とても17とは思えないほどだった。
「ふふっ､ではお持ち致しますね｡」
正直､自分のおやつを楽しみにされて悪い気はしない｡
微笑んで言葉を返してから取りに行った｡
パタン､とドアの閉まる音が響く｡
「ねえ､先生?」
レイは先程とは違う…少し影を含んだ笑みで言う｡
「…Aに何してたの?Aは､[俺]のモノだからね?」
ルークは､その宣戦布告ともとれる言葉に返す｡
「それは､A次第ですね｡」
厨房に向かい､準備をする｡
紅茶の準備も整い､もう一人の主用にブルーマウンテンを使ったブラックコーヒーを淹れる。
「カイン様､休憩のお時間ですよ｡」
ソファーに座り､読書をしている主に声をかける｡
「ん?ああ､もうこんな時間か…時の流れは早いものだな｡」
静かに本を閉じ､こちらを向く｡
休みの日だからか､無造作にかき上げられた髪はカインの色気を引き立たせていた｡
ネクタイも緩く締め､完全にオフの状態の主は､
「A､こっちに来い｡」
とAを呼び寄せる｡
「?はい｡」
頭に疑問符を浮かべながらもカインの方に近寄る｡
「疲れたんだ｡少し癒してくれ｡」
とAの手を引き､自分の膝の上に向かい合わせに座らせる｡
「ち､近いですよ!?」
慌てて降りようとするが､体格に恵まれているカインに腰に腕を回され動けない｡
「別にいい｡むしろ､近い方が良いんだ｡」
カインはぎゅっとAを抱き寄せ､唇に指を這わせた｡
ビクッと肩を揺らしAは反応する。
ゆっくりと､唇にある指を後頭部にもっていき､押さえる｡
「あ､の､カインさ…んうっ!?」
何事かと口を開きかけたAの唇にカインの唇が重なる｡
「ん､ん､ふっ…」
急な事で息が続くはずもなく､弱々しくカインの肩を押し返す｡
「Aお前は俺のモノだ｡」
そう妖艶に笑った後､カインはまた唇を合わせた｡
続く (更新停止中)
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雀 - これからどうなって行くのか凄く楽しみです(*´∀｀*)これから更新頑張って下さい！！ (2019年2月16日 10時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ執事(プロフ) - そうですか､面白いだなんて滅相もございません｡更新ペース遅いですが､よろしくお願い致しますね。 (2019年1月18日 23時) (レス) id: c77cf49662 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 全話見ました！面白かったです！ (2019年1月18日 19時) (レス) id: 6b19c0fbd1 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ執事(プロフ) - ルビーさん» ありがとうございます｡勿体なきお言葉｡これからもよろしくお願い致しますね｡ (2019年1月15日 18時) (レス) id: fa66ad2ee7 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 才能がありますね！ (2019年1月15日 16時) (レス) id: 8879ffb802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひつじ執事 | 作成日時：2018年12月24日 8時
