４話でございます ページ5
太陽が高く昇る頃…
Aは扉の前で厄介な来訪者を待っていた｡
「あ､A！！久しぶりだな〜！」
「いらっしゃいませ､ルーク様｡レイ坊っちゃまがお待ちなので早く来いやください｡」
「あ〜ちょーっとお姉さんに捕まっててな？」
「理由は結構ですので｡」
「あいかわらず厳しいなぁ…;;」
ははっ､と苦笑いしているのがレイの家庭教師､ルークだ。
彼は容姿も整っていて､人当たりも良い｡
だが､悪く言えば来るものを拒まないので､ほぼチャラ男同然になっている｡
「にしても､いつ見ても可愛いなぁ､Aは♪」
「白昼に堂々と男を口説くんじゃねぇくださいよ｡」
「だから敬語と混ざってるんだけどな〜;;」
そして､Aのいとこでもある｡
「ルーク様､今度遅刻したら殺し･･･叱りますよ？」
「も〜そんな悪い口は･･･」
そばに来るルークの整った顔｡
チュッと軽いリップ音｡
唇を離すとイタズラに微笑んで
「先生が塞ぎますからね？」
と､唇に指をあてた｡
「A〜？あ！ルーク先生！！こんにちは！！」
Aが固まっていると壁からひょっこり現れたカインの弟､レイ｡
カインとは正反対の中性的な顔立ちで､女だと言われれば信じてしまうほどだった｡
「あ､レイ坊っちゃま！お部屋でお待ちくださいと言いましたよ？」
「だ〜ってぇ､Aが遅いんだもん･･･お仕置き！！ぎゅーっ！！」
と言いながらAを強く抱き締めるレイ｡
とてもほほえましい光景だった｡
ルークを睨んでいる事以外は…
「ルーク先生！！ぼ・く・のAに用事があったんですか？」
「いや､ありませんよ｡少しお叱りを受けただけです｡」
レイとルーク､二人の間に火花が飛び散る｡
「では､お部屋に案内致します｡行きましょう｡」
Aはそれに気付かず､二人を先導して歩くのだった。
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雀 - これからどうなって行くのか凄く楽しみです(*´∀｀*)これから更新頑張って下さい！！ (2019年2月16日 10時) (
レス) id: 8fe2495ae6 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ執事(プロフ) - そうですか､面白いだなんて滅相もございません｡更新ペース遅いですが､よろしくお願い致しますね。 (2019年1月18日 23時) (レス) id: c77cf49662 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 全話見ました！面白かったです！ (2019年1月18日 19時) (レス) id: 6b19c0fbd1 (このIDを非表示/違反報告)
ひつじ執事(プロフ) - ルビーさん» ありがとうございます｡勿体なきお言葉｡これからもよろしくお願い致しますね｡ (2019年1月15日 18時) (レス) id: fa66ad2ee7 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - 才能がありますね！ (2019年1月15日 16時) (レス) id: 8879ffb802 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひつじ執事 | 作成日時：2018年12月24日 8時
