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75話 ページ25

瑞季「あれー?まだ檻の中にいたんだ いつまで閉じこもってんの?」

瑞季が巴衛の檻の中に入って来た

巴衛「どこから入った」

瑞季「ここ」

巴衛「消えろ 1人になりたいのだ」


瑞季「巴衛くん神使辞めたいんだってね Aちゃんが悲しんでたよ 僕のご主人様をあんまり泣かせないで欲しいな」

巴衛「神使の時はAが笑ってると安心した いつも居場所を把握して何かあれば駆けつける たとえそばにいなくてもAのことを思わない日がない」

巴衛「 それは俺が神使だからだ それが神と神使の契約なのだろう? 神使の契約は破棄された もう俺の体が神の制約を受けることはない なのにどうしておれはまだAに囚われているのだ」

巴衛「あいつは俺のなんだ」

瑞季「神使の契約とか関係ないよ それはもうただの好きな子だよ 謎の解けたところで はいこれ」

瑞季が巴衛に手のひらにある物をのせる


瑞季「Aちゃんからのせんべつ 麻毛理神の桃丹 渡してくれって頼まれたんだ」






たとえ道が分かれても彼が困ることはないように


敵の多い妖だから

せめて身を守ってくれるものを渡しておきたい


どうか

怪我なく健やかでありますように...


巴衛「こんなもの受け取れん」

誰?___


巴衛なの?


どうしたの?巴衛



chu...


あぁ..いい夢..__


たとえ神使じゃなくても巴衛は私の大切なひと__

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作者名:浅野すわぁん x他3人 | 作者ホームページ:http://20010614  
作成日時:2017年12月8日 8時

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