夏の。【sha】 (ページ10)

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あいつがいなくなって一か月が経とうとしている。
　嫌うはずなのに、ずっと考えてしまう。

　「今日で最後、好きでいるのは今日で最後にするから」

　どうせ最後なら星、見に行こうかな
　そう思い立ち例の場所へ行く。
　だがその場所にはどうやら先約があったらしい。
　また今度後で来よう、そう思い踵を返そうとした。
　返せなかったのだ、なぜならそこにいたのは

　「A…？？？」

　『！しゃ、しゃおちゃ、』

　なんでどうして今までどこにいたそんな疑問がたくさん浮かんだ
　だがそんな疑問よりも先に腕がでてしまった。

　「どこぉ…いってたんやぁ…ッ」

　グスッと涙を流す
　やっと、やっと捕まえたんだ、離してなんかやるもんか
　俺の腕の中にいた愛しい人が動き出す。

　『ごめんねしゃおちゃん、やっと…やっと自由になれたんだあ、』

　『たくさん待たせちゃったよね、ごめんね、ごめんねしゃおちゃん、』

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編集中
　

　