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story_1 ページ1
sha side
目が覚めた。否、眠れなかった。
カチッカチッとなる時計に目をやれば時刻は午前3時を示していた。
今日はやけに蒸し暑い、もうそんな時期か？と疑問に思う
そうか、あいつがいなくなって_______。
ついこの前までは春の風が吹いていたのに、季節は夏に変わっていた。
「あちぃー…。」
体は少し汗ばんでおり着ているシャツが体にくっついてる。
あいつが見たらなんていうかななんてことを思いながら着替える
そんなこと考えてもあいつはいないのに…なんて。
「くそぉ…くそぉッ…」
久しぶりに出た声は枯れていて
やっと出した言葉がこれかと自傷的に笑う。
その言葉をかき消すのように蝉が泣いた、まるであの日の雨のように。
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作者名：める | 作成日時：2022年9月5日 14時
