渡親治 ページ4
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「渡っちー!」
先輩が近付いてくる。
「単刀直入に言うね。
3年生がいなくなって、どう思った。」
ドキリと心臓が音を立てた。疑問形ではないところも。
「先輩たちにどれだけ支えられながら部活をやっていたのか、痛感しました。」
だよね。俺の答えがさもわかっていたかのように振る舞う彼女。
「渡っちはさ、リベロだからキャプテンは出来ないわけでしょう。
でも、キャプテンじゃなくても出来ることはたくさんある。
例えば後輩への指導。キャプテンだけ、っていう仕事は案外少なかったりするんだよ。
そんな中で、渡っちがどれだけキャプテンを支えられるか、によっても今後の部活は大きく変わってくると思うよ。」
捉え方によってはプレッシャーになるかもしれない。けど、先輩が言うんだから。
「俺、あいつを支えられるように頑張ります!」
それでよし。とだけ言い、頭を撫でてくれた。
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おしるこぉ - あ”ーもう涙腺のゲシュタルト崩壊……(※私は感動しています) (2018年12月6日 13時) (レス) id: 4bcefc2029 (このIDを非表示/違反報告)
朱羅*ゆうねぇ*(プロフ) - 普段の何気ない日常みたいな、仲良しのシーンから涙が、、、最近はモブインとかクソインとか、話は面白いしそういうのも好きなんですけど…やはり原作のように仲良しでいて欲しいと思いました。とても面白かったです! (2017年1月17日 20時) (レス) id: 1f4c6477ad (このIDを非表示/違反報告)
花咲舞香(プロフ) - とても素敵な作品ありがとうございます。皆様それぞれの文章がとても綺麗で引き込まれました。青城はとても温かい高校だと再確認でき、更に好きになりました。これからも頑張ってください。応援しております。 (2017年1月16日 21時) (レス) id: 3dbe743b4d (このIDを非表示/違反報告)
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