【続】仲良し青城【HQ】

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「……皆、ちょっといいかい」




練習もボチボチ終了




そんな時刻になっていたことに気づき、俺はみんなに声を掛ける。




いきなり声を掛けられた三年生達は、揃ってポカンとした顔をして




……ホントこいつら仲良いな。




俺が何を言いたいのか


勘ずいたマッキーの静止するする声が耳に届く




けど、そんなのも無視して






「3年間、ありがとう!!!」




涙声でそう叫ぶ





「言わんこっちゃねぇ」





そう言いながら、みんなは次々と涙を零して


最高の三年間だったと、三年間分の涙を流した。






部室に移動して一人、とめどなく溢れる涙を止めようとする




「……さっきの、かっこよかったじゃん」





だけど、それを阻止するのはAで。


背中に置かれた手から、伝わってくる温もりに




どうしようもなく、安心した。





「私、さ。試合、凄く悔しかった。三年間でみんなに他にもっとなにか出来たんじゃないか、私のサポートが甘かったんじゃないか。そう、思ったよ」





俺と同じくらいぐっちゃぐちゃの顔で、涙を流す彼女は、あまりにも小さくて






「でも、三年間に後悔はない」






それでいて、大きかった。

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