APヘタリア!!短編集!! (ページ10)

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君と歩む時間のなかで maple ページ10

マシューside
この幸せが、何時までも続けば良いのに…
なんてお気楽に考えていた昨日までの僕を･呪･いたくなった。

君の｢愛してる｣さえもう聞けないだなんて…

なんで僕を置いていってしまったんだい…A…。

sideなし

それはとある暑い夏の夕暮れだった。

貴｢ねぇ…マシュー？なんでマシューはメープルが好きなの？｣

ﾏｼｭｰ｢美味しいじゃないか!!パンケーキにたっぷりかけたり、coffeeにいれたりしても美味しいんだよ。｣

彼女の質問に嬉々として答えを述べる。

彼はそれほどまでにメープルシロップが好きなのか…はたまた、彼女が自分に興味を示してくれたのが嬉しかったのか…

ﾏｼｭｰ、貴｢あ…｣

どうやらこのカップルの帰り道の分岐点に来たようだ。

彼氏は彼女に別れを惜しむように、優しくキスをした。

彼女もキスを受け入れ、そのキスは深いものとなった。

空を美しくオレンジに染め上げる夕陽がその二人を温かく見守っていた。
やがて、すっかり日が落ちた頃に二人は我に返った。

貴｢やだっ!!どれだけキスしてたの!?｣

ﾏｼｭｰ｢良いじゃないか。Aは嫌なのかい？｣

長い時間キスをしていた事に恥ずかしさを覚えた彼女は、顔を真っ赤にして彼氏に抗議をした。

しかし彼氏は反省の色がなく、更に彼女を煽っている。

貴｢恥ずかしいよ…誰かに見られたらどうする気だったの!?全く…｣

一見、怒っているようにもとれるその彼女の台詞は照れ隠しだと…顔をみればわかる。

ﾏｼｭｰ｢アハハッ!!ゴメンゴメン!!そういえば…このあとAは用事があるんだっけ？じゃあもうお開きにしないとね。｣

よく透き通る綺麗な声で彼氏は流した。

貴｢うん…ちょっとね…。やんなきゃなんないことがあってさ…｣

これまた彼女な恥じらうように呟いた。

二人は"またね"と言って別れた。

6月30日の話だった。

マシューside

今日、7月1日はボクの誕生日なんだぁ…
それを祝して、デートするんだよ。
ボク達は会うのが待ち遠しくて、電話をしてる。

ﾏｼｭｰ『今どこに居るんだい？』
貴『私？もう着いてるよ!!ねぇ…早く来てよぉ… もう、10分待ってるんだよ!!』
ﾏｼｭｰ『sorry、sorry』
貴『寝坊とか…もう!!怒っちゃうよ!?』
ﾏｼｭｰ『アハハ…許してくれないかい？』
貴『もぉ～。しょうがないないなぁ…。マシューだから許すよ!!』
ﾏｼｭｰ『Thank You!!A!!愛してるよ!!』
貴『んなっ!?/////』

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続く。