42.敵いっこない！ ページ42
鶯丸「いい人そうで良かったじゃないか。お似合いだと思うぞ。」
鶯は明るい声でそう言った。
A「…そうですね。」
鶯丸「＿＿俺も安心したよ。」
どういう意味よ…
なんか……嫌だ…
こんなの……むかつく
A「……鶯は大人ですね。…大人すぎるわ…」
鶯丸「…なんだ、怒っているのか？」
A「……いいえ、怒ってないわ。」
鶯丸「怒っているだろう。何が気に入らなかったんだ？？？」
鶯は少し慌てて私の顔を覗き込んだ。
A「……私が結婚したら審神者やめなきゃいけないのわかるでしょう？鶯は……それで良いんですか？私が居なくなっても平気なんですか！？私のこと、好きって言ってくれたじゃないですか！！」
感情に任せてついきつく言ってしまい、はっと我に返った。
A「……す、すみません……」
私だけ勝手にイライラして馬鹿みたい…
子どもだと思われたかも…
鶯丸「＿＿なるほど。つまり主は俺に嫉妬して欲しいのだな。」
鶯は笑顔でそう言った。
A「……っ/////にこにこして…いじわるね…！！」
でも、図星だった。何でイライラしてるのか鶯の一言で分かった。否定…できない。
鶯丸「＿＿＿嫉妬…ね」
＿＿＿だんっ
A「＿＿！？ちょ…」
急に手首をつかまれ、一瞬で壁と鶯の間に挟まれた。
鶯丸「＿＿何で俺があいつに嫉妬しないといけないのだ？お前、この印の意味分かっているのだろうな？」
鶯は私の襟元をぐいとひっぱり、露わになった首筋のキスマークを人差し指でゆっくりとなぞった。
A「＿＿や…っ//」
鶯丸「＿＿＿お前、この俺に抱かれているのだぞ？忘れたのか？」
A「……っ/////」
鶯丸「お前と立花昴が会話したくらいで嫉妬などしていたら心がいくらあっても足りないな。」
そう言ってまた微笑む鶯。
A「ま、負けました……ごめんなさいすみません私が悪かったですうぅ…！」
か、敵いっこない！！！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
