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「好きなの？僕のこと」
あっさり出された正解に黙り込んでしまって、それが何よりの答えだった。何でそんなに普通の顔で居られるんだろうか。わかんない、ジミンさんが分からない。
「…ジミンさんが悪いんです」
「…うん」
「ここまで好きにさせたのが悪いんです」
「…うん」
肯定とも否定とも言えない相槌にもどかしくなった。
「だから、なんでそんなに普通なんですか」
「Aちゃん、可愛いなって思って」
「馬鹿にしないでください」
「してない、本気」
「…どうしたいんですか。もう嫌です、辞めたいですこれ。ジミンさんが私を選ばないことくらいわかってるので、」
「誰がそんなこと言ったの」
そう言われて、私はまた黙ってしまった。嫌な間が開いた後、ジミンさんは私の輪郭に手のひらを添わせた。じりじりと距離が狭まっていく。自分の鼓動の音が聞こえた。
「ほんと、可愛いね」
「…」
「拒みたかったら、ちゃんと拒まなきゃだめだよ？」
ジミンさんの顔がもっと近づいてきて、私はその言葉がどう言う意味なのか、分かった頃には唇と唇が触れていた。そっと触れて、ゆっくり離れていくジミンさんの唇に、私は釘付けだった。
「…拒まなかったね。僕のこと散々責め立てたくせに」
まだ私をいじめるのか。もう勘弁して欲しかった。
「…好きだからです、ジミンさんが」
「…うん、僕も」
それを言えなかったせいで苦しんでいた言葉を、やっと本人に伝えたのに、まるで日常的な会話をしてるみたいに、ジミンさんはすんなりと答えた。一瞬飲み込みそうになってしまったその言葉に驚く隙間なく、ジミンさんは続ける。
「だから、Aちゃんは僕だけだし、僕もAちゃんだけだよ」
待っていた言葉に、その甘い言葉に全身が痺れるような感覚が私を襲った。
「これまで、これからもね？」
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yokobote(プロフ) - 初めて。ドキドキして読み終えました。ジミンがホントにやってそうなイメージで、、、続きを読んでみたかったのですが、添付されてる情報からは辿り着けなくて😭 (2022年4月10日 9時) (
レス) @page50 id: ec750441dc (このIDを非表示/違反報告)
meru(プロフ) - くるみさん» とんでもないです！！わざわざ質問してくださってありがとうございました🙇♀️ (2022年1月16日 21時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - 少し誤字りました💦理解力がないだけなのに詳しい説明本当にありがとうございます😭 (2022年1月16日 19時) (レス) id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ - meruさん» 返信ありがとうございますm(*_ _)mずっと気になってたので詳しいことがわかってスキッリしました！こちらの理解力がないだけに詳しい説明ありがとうございます😭 (2022年1月16日 19時) (レス) id: 3dc2a3c443 (このIDを非表示/違反報告)
meru(プロフ) - くるみさん» ジミンも自分が女性の扱いが上手く、ある程度稼げる事を自覚してるので辞められないのです。香水の匂いや道端で見かけた女性もジミンの仕事相手です。補足が足りずに申し訳ないです。それでも楽しんでいただけて何よりです！ (2022年1月16日 11時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru
| 作成日時：2022年1月4日 15時
