・ ページ28
・
脱衣所に上がると、新品のような真っ白でふかふかのバスタオルと、何でこんなものがあるのか、女物のお洒落な衣類が畳んであった。
大人しくそれらを使って、ようやく私は人前に出れる格好になった。
元いた部屋に戻ると、やっぱり何かしているジミンくん。足を組みながらパソコンをいじっているけど、何をしているかまではよく見えないし、勝手に見るのも良くない。
「…ありがとうございます」
「ん…」
「何してるんですか？」
「仕事」
「なんのお仕事ですか？」
「気になる？」
ニヤッという効果音が似合いそうな表情を浮かべる彼。思わずこくこくと頷くと、彼は囁くように小さな声で言った。
「夜の仕事だよ」
「…えっ」
戸惑う私を見て、笑顔で楽しんでいるジミンくん。
別にそう言う仕事を否定してるわけじゃないけど、なんて言うか、あんな表情でわざとらしく言わなくても…と思ってしまった。
「はい、携帯。駅まで送ってくよ」
「ありがとうございます。
あの、この服は…えっと、どなたのですか…？」
「俺の事、よく知りたいの？笑」
そういう事を言ってるわけじゃないのに。からかってるだけのジミンくんの表情にやけに魅了されて、顔が火照ってしまいそうなのを必死に誤魔化した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2233人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
meru(プロフ) - ymsさん» ありがとうございます！なるべく早く公開できるよう頑張ります！ (2020年10月21日 7時) (
レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
yms(プロフ) - すっごく面白いです！首を長くして続編お待ちしています！ (2020年10月19日 21時) (レス) id: 0408040245 (このIDを非表示/違反報告)
meru(プロフ) - 有酸素運動さん» ありがとうございます…！自分のグッとくる部分が読者様に伝わっているようで嬉しいです！頑張らせていただきます！ (2020年10月18日 9時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
有酸素運動 - すっごく好きです…テヒョンのやばめな感じも、ジミンもミステリアスな感じも、すごいグッときます…これからの展開が楽しみです！応援してます！ (2020年10月8日 18時) (レス) id: 49d2046f3c (このIDを非表示/違反報告)
meru(プロフ) - bangtansalanghaさん» ありがとうございます！更新頻度バラッバラですが気長に待っていただけると幸いです^^ (2020年9月30日 22時) (レス) id: 382bedfc45 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：meru
| 作成日時：2020年8月20日 18時
