理性を脱がせて【JM】

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一瞬で目が冴えた。


心臓はバクバク。



なんでテヒョンから電話が？

確かめるために、すぐに携帯を取った。





「も、もしもし？」


[今、どこにいるの？]


「え、何で」


[こんな時間に家にいないで、どこで何してんのって]





…テヒョン、今私の家にいる？

なんで…？今日は会えなかったんじゃ。


どうしよう、こんな事バレたらただじゃ済まない。

でもなんて言い訳すれば？






「誰？」


「わ、え、あ、ちょっと、」






困り果てていれば、お風呂上がりで上裸の彼の姿が見えて、余計に私を困惑させた。いや、なんで上着ないの。




[今の声、誰]


「声なんて、した？」


「…」


「ちょっと、コンビニ行ってて。すぐ帰るからもう少し」






そこまで言いかけた時、耳に当てていた携帯がするりと手を抜けていった。私の携帯は、彼の手の中にあった。






「今この人、俺の家いるから。明日返すんでそれまで我慢しててくださいね」

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