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「蜘蛛……」

幻影旅団、通称、蜘蛛。

Aは蜘蛛という存在を知らなかった。

ましてや、自分が先日コテンパンにされた男が蜘蛛の仲間だとは1ミリも考えないだろう。


「やつらの目撃情報を出すだけでも大金。捕まえればとんでもない金になる!」


だがそんなことAにとってはどうでもいい。
強いやつと出会えればそれでいい。


「そういえばおじさん誰?さっきから思ってたんだけど」

「……」

ゴン達と初めて会ったのはAではなく、もうひとりの人格。
つまりAはゴン達の名前も関係も何も知らずに接していたのだ。


「ついでに言うと銀髪くんと黒髪くんも。名前教えてよ」


ポカンとしているキルアとゴンとレオリオ。
彼女と会って一日経ってないというのに忘れられるなんて。


「俺はオジサンじゃねぇ!これでも十代だ!それに名前はレオリオ!覚えろ!」


静寂を切ったのはオジサンと呼ばれて怒りを露わにしたレオリオだった。


「あはは……まぁまぁレオリオ。オレはゴン。で、こっちがキルアだよ。前も同じ説明したけど」


次にゴンが自己紹介をする。


「お前、さっきどっか行ってきたよな。そこで頭のネジ落としてきたんだろ」

「うるせー」

真顔で言うキルアに反抗するA。流石にこれは馬鹿にされたとわかったようだ。


「仕方ないでしょ。私は覚えてないんだから」

まただ。キルアがぴくりと反応する。

「とにかく!私ときみたちはもうパートナーってことで宜しく」

立ち上がってパートナーを強調するAは手を差し出しゴンに握手を求めた。


「うん!よろしくねマヤ!」


その手をとり笑顔を返すゴン。

握手を終えるとAは横に畳まれていたマントを手に取って窓に足をかけた。

「え!またどっかいくの?」

「朝には戻るよ」


それだけ言い残し出て行ったAを3人は呆れてさえしていた。

「マヤ、普通に扉からか出ていけないのかな?なんか台風みたい」

「ありゃとんだ猿嬢ちゃんだな。顔は綺麗なのにもったいねぇ」


ゴンとレオリオはマヤと呼ばれたAを軽く馬鹿にしていた。


「……オレもちょっと外出てくる」

「あ、いってらっしゃーい」

Aが出て行った後を追うかのようにして部屋を出るキルアにレオリオは不思議に思いながら送っていた。

「キルアは猿好みか?」

「へ?」

▼ __18→←▼ __16 ※この話以降原作から外れます。



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スケブ(プロフ) - カナさん» コメントありがとうございます!私もフェイタン大好きなので書いていて楽しいです(*^^*) 更新がんばります! (2020年6月8日 12時) (レス) id: 1a6288e1fa (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - すごくお話面白かったです!フェイタンめちゃくちゃ好きなので読んでてニヤけました笑笑更新頑張ってください!楽しみにしてます。 (2020年6月6日 17時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)
フェイタン天使(プロフ) - フェイタンがかっこよすぎてもう最高です!戦闘シーンありがとうございます!!!声の正体が誰なのか、蜘蛛と絡んでいく主人公(*・ω・*)wkwk フェイタンとの再会が楽しみです!更新待ってます! (2017年11月5日 10時) (レス) id: 0471dee109 (このIDを非表示/違反報告)
スケブ(プロフ) - アキス(*´∀`)さん» 返し遅くなってすみません。そう言ってくださるととても嬉しいです!更新頑張ります^^* (2016年9月3日 13時) (レス) id: 89a16ac7e5 (このIDを非表示/違反報告)
アキス(*´∀`)(プロフ) - スケブさんの話好きでさァ!もう一つのクロロの話も見やした!コメントはしてないですが…これからも更新頑張ってくだせェ…応援してやす(*^^*) (2016年9月1日 22時) (レス) id: a4bbb9d3d1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:スケブ | 作成日時:2016年8月3日 20時

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