推しに推されたいアイドルちゃん

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あのツーショ画像は

自惚れかもしれないけど自分でもカップルみたいだなぁとか思っちゃったし

彪馬くんに付き合ってるように見られてもおかしくない


でも


「洸希くんと付き合ってないよ」


彪馬「ほんと？」


「ほんと」


彪馬「じゃあ俺にもチャンスはあるわけだ♪」


「ちょっと待って、私と洸希くんが付き合ってると思いながら私に告白したの？」


彪馬「うん、そう」


「もし本当に付き合ってたら？」


彪馬「洸希からAちゃんを奪うしかないかなって笑」


「それスパドラ解散危機だってば」


彪馬くんて

本気で言ってるのか冗談で言ってるのかよく分からない時がある



彪馬「あ！返事は今じゃなくていいからね！」


「今じゃダメなの？」


彪馬「だって今返事されたら俺フラれる予感しかない」


「よくわかったね笑」


彪馬「だから今言わないでって言ってるじゃん笑」

彪馬「ちゃんと考えて返事して」

彪馬「Aちゃんが洸希と付き合ってなくて安心したぁー」


ネコのように私にスリスリしてくる彪馬くんを適当にあしらい


「ちょっと自販機で飲み物買ってくるね」


彪馬「俺も行く」


私の背中にぴったりくっついたままの彪馬くん

「もういいかげん離れてよ彪馬くん、歩きづらい」


彪馬「いやでーす」


べったりな彪馬くんとレッスン室から出ようとドアを開ける




すると目の前に洸希くんが居た




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