推しに推されたいアイドルちゃん

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ピースをする私を見て


洸希「はぁ〜…俺、今日とことんツイてないわ」

ため息をつきながらテンション急降下な推し


「ちょっと、人の顔見てテンション下がるのやめてよ笑」


さらに深いため息をつく推し

洸希「Aはこのあとオフなのに俺はこれからミーティングってさ…」


「.....？オフの私がうらやましいってこと？」


洸希「違うわ笑」


「じゃあ何がツイてないの」


洸希「オフのAとせっかく会ったのに俺が今からロングミーティングじゃ映画も一緒に観に行けないなって思って」

そう言った洸希くんの顔はほんのり赤く見えた


「映画？観に行きたいの？」


洸希「Aがこないだ映画観たいって言ってたじゃん」


「…言った？てかこないだって…？最近洸希くんと会ってなかったよね？」

えー…

言った覚えないけども…

そもそも洸希くんに映画観に行きたいなんて言える勇気も度胸もないです

洸希くん、誰かと勘違いしてないかな


洸希「お前2日前のインタビューで言ってただろ。時間があったら今一番したいこと聞かれて映画観たいって」


「あっ、、、」


言った。

言いました。



洸希「インタビューで言ってたの嘘だったわけ？笑」


「ちがっ、嘘じゃないよ！ほんとですー」


洸希「ふーーーん」



「それより、洸希くんあのインタビュー記事見てくれたんだね」


洸希「まあね」


まさか洸希くんが私のインタビュー記事をチェックしてくれてるとは思ってもなかった

嬉しいなぁ



嬉しい余韻に浸っていると


洸希「今日は無理だから今度映画行こ」

洸希「今度だと話流れそうだから空いてる日連絡して」

洸希「何観るか決めといて」


なぜか早口で勝手にいろいろと話を進められて



洸希「約束」

と、ゆびきりをした




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