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結局、朝方までバビと話していた。
まぁほとんど私が話してたんだけど。
そしてバビと昼過ぎに事務所に向かう。
レコーディングルームで歌の練習をする
でも今夜のことが
頭の中にチラついて集中できない。
そんな自分にイライラして
結局いつもの秘密の場所に行く。
事務所から15分ほど歩き秘密の場所に着く
ギターを取り出し今回の曲を弾く。
...♪*ﾟ〜
さよなら愛してた人
もう振り向かない
時間が過ぎて本当の
さよならを今やっと君に
心から言える日が来た
カムバック曲のサビを歌う。
やっとオッパとの日々を
過去にして前を向く自分を描いた曲。
この曲のように前にすすめるかな。
あー、やめたやめた。
歌に集中しよう。
それからギターを弾き歌い続けた 。
気がつくと日が暮れ始めていた。
夕日が沈んでいく。
そろそろ帰ろうかな。
最後に１曲だけ歌って帰ろう。
私のお気に入りの曲を弾く。
私のデビュー曲でもあり
トリプルクラウンをとった曲。
...♪*ﾟ〜
泣きたいよ本当は強くないよ。
今日もまた一人きりで歩いてる。
大人になんかなりたくはない。
でも子ども扱いしないで。
別に多くは望んでない。
私にはあなたしかいない。
心の叫びに気づいてよ。
...♪*ﾟ
曲を引き終わる。
この歌は父親に向けた歌。
私よりも仕事を選び続けた父親。
社長に私を預けたこと許せないけど
本当はあなたの迎えを今も待ってるの。
ただ愛して欲しかった。
そんな思いをつづった曲。
もう二度と父と会うことはないだろう。
だからこそ素直な気持ちを曲に残したかった。
実はこのことバビにさえも言ってない。
ずっと心の奥に閉まっておくつもり。
あぁ、こんなにも暗くなっちゃった。
本当にそろそろ事務所に戻らなきゃ。
そう思い帰る用意をする。
すると携帯が鳴った。
｢よぼせよー。｣
いつもの癖で誰か確認せずに出る。
?｢あ、ルハンです。仕事
終わったんで事務所に向かってます｣
え！？ちょと待って！？
てか、今何時！？
23時半！？
やっばい、早く戻らなきゃ！
｢わかりました。着いたらまた連絡を。｣
そう言い電話を一方的に切る。
とりあえずダッシュで帰って
私のオフィスを綺麗にしなきゃ！
かなり焦ってる。
だけどなんだかワクワクしていた。
そして暗い夜道の中走って事務所に向かった。
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作者名：ハンナ | 作成日時：2014年1月27日 22時
