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可愛いて、もう、あかん。
前よりずっと距離が近なってる。
そう感じてんの、俺だけやないよな？
「嫌いって。
傷付くわ」
言いながら、ぎゅって抱きしめる。
もう一回だけ、
・・・キスしてもええよな？
指と指絡ませて、
恋人つなぎして。
ゆっくりかがんでく。
Aが意地悪して、
見上げてくれへんからな、
今度はもう少しだけ長く。
離れたら、Aはやっぱ、照れて大変。
一人で水の流れの中を、
クワの実んとこまで歩いてくから、
慌てて追いかける。
「A、危ないって」
「そこに実がなってるもん」
背の高いとこの実を取ろうとしてる。
「俺が取ったるから」
言いかけた時。
背伸びするあまり、
Aがバランス崩した。
「きゃあっ」
慌てて抱き止めようとしたけど、
間に合えへん。
Aが、
バシャンって、
川の中に落ちた。
とっさに手ついたみたいで、
なんとか、全身ずぶ濡れは免れてるけど。
膝ついて、川の中に座ってもうてる。
「うわ。大丈夫か？」
川言うても、
ふくらはぎのやや下までしか水位はしかないから、
すぐに抱き起こしてんけど。
シャツも、スカートの裾も、
結構ヤバイ。
「大丈夫・・・」
めっちゃ恥ずかしがってる。
「おてんばやな」
頭、ぽんてした時、
ふわってした白いシャツが濡れて、
肌に張り付いてんのに、
気付いてもうた。
うわ。
結構凄い。
胸の形がくっきり。
おっきい・・・
思わず、めっちゃ見てたかも。
キャミソールみたいなん着てるけど、
それもずぶ濡れで、中がほのかに透けてる。
色気あり過ぎや。
A、自分の胸元、確かめて、
可哀想なぐらい、真っ赤になった。
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作者名：fool
| 作成日時：2017年6月8日 9時
