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memory.08 ページ9

「で?元の顔って?」

「まだゆうか」

「あれだよ。」

「あ、私の体…」


「あらら、可愛らしい顔じゃない。女王と間違われそうだけどね」

「こんなに近くで私の顔見るの…なんか変な感じだわ…」

「この体、こんな所に置いていたら腐ってしまいますよ」

「あ!クロ!」

「クロ?」

「どうも、お初にお目にかかります。私、東洋に浮かぶ島国から来た黒猫のクロです。以後お見知りおきを」

「まぁ、東洋から…ここの妖精は色んな国から来てるのね」

「クロ、この体どうしよう?」

「まぁ、ここは夢の森。腐りはしないかも…ですがこの体を乗っとる人がいたりしたら大変ですよ」

「そうだな…おい、お前の洞窟に置いておけよ」

「え、僕んち?別にいいけど…」

「よし決まりだね!あ、そういえばクロ…とフランツに聞いてほしいことがあるんだぞ!」

「ちょっと?その間は何よ?」

「実は噂の薬草をこの子が探すの手伝ってくれるらしいんだ!」

「それは頼もしいですね。」

「数は多くてなんぼってやつだぞ!明日から探索しようと思う!まずはこの子を女王様のところに連れていくチームと町で情報を集めるチームに別れてもらうぞ!」

「あ、じゃあ私はもう少し情報を集めてみます」

「じゃあ俺もクロに付いてく、フランツも付いてこい」

「えーお兄さん女王様に会いたいよー」

「駄目だ、お前の方が仲間多いから情報もすぐ集まるだろ」

「ええーやだやだー」

「フランツさん、私からもお願いします。」

「…じゃあ条件つけてもいい?」

「なんです?」

「コイツより情報集めたら…」

「集めたら?」

「抱きついてもいい!?」

「あ、え?」

「ロリコン変態妖精」

「やーん酷い、俺これでもマシなほうだろ〜?」

「えと…まあ別に…」

「え!?いいの!!?」

「何喜んでんだ髭野郎」

「野郎に野郎って言われたかないねー!!ばぁか!!」

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作者名:電気犬 | 作成日時:2015年11月17日 0時

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