memory.03 ページ3
「…は……あ…ぇ…洞窟?」
「目は覚めたかな?」
目の前の大きな熊はそう言いました。
「ひ、熊…!?」
「安心していいよ。とって食おうなんて思って無いからね」
「どうして喋れるの…?」
「さぁ?ここが夢の森だから?」
「夢の…森?」
「そんな事より、こんな寒い森に君はよく来るよねぇ。」
「昔一度ここに来たのよ。とっても神秘的で好きになったの。…でも昔より廃れてる感じがしたわ」
「……その通りだよ。昔は元気だった森の女王が今は重い病気にかかってしまったんだ」
「森に女王様…重い病気って治らないの?」
「さぁ…ある噂には、あの病気を治す薬草がこの森の何処かにあるって言ってたよ」
「そうなんだ…私、ここの森気に入ってるから…女王様元気になって欲しいけど……」
「じゃあ、一緒に探す?」
「え?でも……ママを見つけないと」
「…大丈夫だよ。あのお母さんは…」
「?」
「森から出てるんじゃないかな?まぁそう言うことだからさ」
「…分かったわ、一緒に探しましょう。」
「嬉しいよ!じゃあ、みんなにも知らせてくるね!」
「…みんな?」
「やぁ、お嬢さん」
「(マッドハッターみたい…)」
「俺は紅茶を好む紳士さ、お菓子もあるぜ」
「君のお菓子なんか食わせたらその子死んじゃうよ?」
「(ウサギだ)」
「てめっ…」
「ねぇ、熊さん。この人たち誰?」
「ここに住む妖精だよ」
「俺はレオニードだ。宜しく」
「そんで俺がアルチアン。アルって呼んでくれよ!」
「レオとアルね、覚えたわ。でも妖精って人並に大きいのね」
「いろんな妖精がいるから形は様々だよ。」
「今日はお茶会を開くんだ、お前も参加するか?」
「えぇ」
「可愛い女の子が増えて良かったよ!いつも男だらけでつまんなかったんだよね〜」
「あぁ、そうだな」
「僕はどっちでも良いかなぁ」
「イワンはいつもニコニコして見てるよな」
「うん、君達が馬鹿で間抜けなところを見るのは面白いからね」
「oh…全く君ってやつは…」
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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作者名:電気犬 | 作成日時:2015年11月17日 0時