メリー・インプトンと夢の森【ヘタリア】 (ページ12)

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「ユリスかぁ、久しぶりに聞いたよ」

「あの頃は貴方も呼んで下さっていましたよね。」

「うん、でも皆はユリスって名前知らないし」

「俺、初めて聞いた…」

「ごめんなさいね、名を名乗るのをすっかり忘れていたのよ。あの時は流れるように妖精が入ってきたから…」

「ここってそこまで住み心地いいんだ」

「魔女の魔力が相当だったからかもね」

「お茶が入ったわ、召し上がれ」

「アップルティーですか？」

「さっきソーンツェが仕入れてくれた林檎で作ったの。きっととても美味しいわ、レオには敵わないかもだけど…」

「ん、美味しい…あったまる…」

「ふふ、やっぱりイギリス人なのね…とても飲み方が綺麗だわ」

「あ、そうだ。今日はお願いがあって」

「お願い？私に出来ることなら…」

「北の森を開けて欲しいんだぞ。そこにあると言われているからね」

「…私が何故封鎖しているか知ってる？あそこには猛獣が住み着いているからよ」

「もちろん知ってるさ！ま、これは最終手段だよ。今はレオ達が他に発見者がいないか捜索中」

「もし、行くとしたら私も付いていくわ」

「えっ？そんな！そんな事したら…」

「大丈夫よ？これでも強いんだから！」