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大吾said.
スタジオが静まり返る中、覚悟を決めてドアの方へ向かおうと立ち上がると腕を掴まれた。
西畑「…正門、離して」
正門「どこ行くつもり」
西畑「そんなん決まっとるやろ、おおにっちゃんの、…流星んとこ、はよ行かな、」
自分でも驚く程すんなり出た「流星」という言葉。
それでも正門は腕を離してくれへんかった。
西畑「正門、…」
室「…大吾、正門の言いたいこと、分からんか？」
西畑「……え？」
室「なんで一人で行こうとするんや？大吾が不安なのも、焦ってるのも分かってる。けど、一人で抱え込んでそれで大吾が潰れてしもたら流星はどうなるん？」
突然口を開いた龍太くん。
その口から出た言葉は、今の俺には刺激が強すぎた。
室「大吾、…お前の周りにはいっぱい人がおる。……お前はもっと上手に人を使え。周りを頼れ。」
いつからやろう
人を頼れなくなったのは。
” 誰かに相談したい ” と思ったことは何度もあった。
けど、どこかでカッコをつけてる自分がいて、関西Jrのエースっていう肩書きに負けないように、周りに弱さを見せようとしない自分がいた。
正門「……泣くなや、」
西畑「泣いてへん、…はよ、行くで」
いつの間にか流れていた涙を拭い、正門を立たせると同時に龍太くんも立ち上がった。
室「…俺ら行ってくるから、誰かジャニーさんに連絡してくれる？」
藤原「…了解。行ってらっしゃい。」
どこか寂しげな丈くんに” いってきます ” と伝えて流星の家に向かった。
室「…ここ、やんな？」
何度も行ったことがある家の前。
けど、今までと雰囲気が全く違った。
電気はついてへんし、車も無いし、なにより人気が感じられへんかった。
唖然としていると隣の家から女性が出てきた。
西畑「…あの、すいません」
女性「…はい？」
西畑「大西さんの家って………」
女性「ああ、…大西さんなら今朝引越しはったよ？わざわざ挨拶も来てくれたわ」
西畑「え、…引越し？……そうですか、ありがとうございました。」
女性が立ち去って、龍太くんと正門の方を見ると二人とも信じられない、とでもいうような顔をしていた。
そのまま数分が経ち、ようやく実感が湧いた俺の頬にはさっきとは違う感情からきた涙が伝っていた。
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merrr(プロフ) - あみ�鼎気�» コメントありがとうございます。長い間お待たせしてしまってすみません｡昨日更新致しましたので良ければ見てください！ (2019年6月21日 6時) (
レス) id: 06954d9d32 (このIDを非表示/違反報告)
あみ��(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！ お忙しいと思いますが早く更新して頂きたいです！ (2019年6月17日 18時) (レス) id: 07e56c3778 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - お忙しいとは思いますが、更新楽しみにしております。 (2019年4月8日 23時) (レス) id: d51e9f0a32 (このIDを非表示/違反報告)
かぐや - 続き楽しみです！ 更新頑張ってください！！ (2019年3月2日 18時) (レス) id: 067aed111b (このIDを非表示/違反報告)
かりんとう(プロフ) - merrrさん» いえいえ！ (2019年2月26日 1時) (レス) id: 30768e43d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merrr | 作成日時：2019年1月27日 11時
