オレの。《Kei.I》 (ページ3)

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伊野尾慧のまさかの行動に

一瞬。唖然とした表情で固まったリエちゃんだったが

『………もういい！！！！！』

みるみるうちに怒りで歪んでいく顔

『慧なんか……大っ嫌い！！！！』

こうして、捨て台詞を吐いた彼女は

もうちょっとでパンツ見えんじゃない？ってなぐらい短いスカートをヒラヒラとさせながら

走り去っていった。

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慧「ふはっ大っ嫌いだってー、ヒドイこと言うよねーーー？」

「……」

慧「あ！カノジョ役。ありがとーございましたー」

そう言って
ポンポンっとあたしの肩を叩く

………ふっざけんな

「……～っ！」

ふざけんな…！！！！！！

慧「…ん？…うおっ、！」

もう我慢出来ない！！！！！！

ギュッと握りしめたこぶしを

彼に向かって

勢いよく振りかざし、殴りかかったあたし

……だったが

「……！！」

慧「あっぶねー(笑)」

ポスッ。と

それは、いとも簡単に
彼の手のひらによってキャッチされた。

慧「何？急に(笑)ビビったんだけど」

ははっと笑う

「……何？じゃないわ！！！！」

ムカつくムカつくムッかつく！！！

「いきなり彼女とか言われて？！おまけにキスまでされて？！」

怒らずにいられるかっつーの！！！！！

慧「そんな、キスぐらいで怒んなってー、(笑)」

「はぁ？！！」

ケロッとしてる彼の表情に

ますます怒りが込み上げてくる

「アンタの基準とあたしの基準を一緒にするな！！！」

「アンタにとってはキスなんて、何ともないことでしょうけど！！」

あたしにとっては…！！

慧「あ、もしかしてファーストキッス。だったとか？」

「…っ！！！！」

慧「え！！まじかよ？！(笑)」

それはそれは、すんませーん、っと

まっったくもって心のこもってない謝罪をされる。

「……っ～～！！！！！」

最低！最低！！

最っ低！！！！！！

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