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マイ「Aバイバーイ」
「バイバイ!部活がんばって」
あいよ〜!っと、テニスラケットを担いで教室を出た彼女の背中を見送る
よし。あたしも帰ろ
ちゃんと、スマホがポケットに入っていることを確認して
カバンを手に取り、歩き出すと
『ねーねー、今からさぁカラオケ行かないっ?♪』
『慧がいたら、みんな喜ぶんだけどーーっ?』
目に入ったのは、伊野尾慧の机の周りに群がる女の子たち
慧「ええー、めんどくせぇ」
『いーじゃん!どーせ暇でしょおー?』
行こうよぉ〜!っと、高い声で伊野尾慧の腕を触るヒトミちゃんに
心底、嫌そうな顔をしてる彼
…本気でめんどくさそうだな
モテるお方も大変ですねー。
「……かーえろ」
その様子をチラリと横目で見て
あたしは、教室を出た。
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トントン。っと、ローファーに履き替え爪先を鳴らし、歩こうとした時
裕「わっ、!」
ポンッと、いきなり肩を叩かれる
「ひゃっ!!
……って、裕翔ーー」
くるりと後ろに振り向くと
よっ!と、悪戯にひひっと笑う裕翔の姿
「あれ、今日部活は?」
裕「ひっさしぶりに休みになった」
まじ、最高〜!っと、嬉しそうに笑う
ちら。と、彼の足元を見ると
確かに、
いつもの陸上用の靴ではなく、ローファーだった
「そーなんだっ」
裕「そ。だから、一緒に帰ろうぜ〜」
「うんっ、帰ろ……」
あっ。
「……」
ユウコちゃん、、
裕「ん?どした?」
「え、いやっ!なんもない!」
目、逸らされた、、よね?
「帰ろっか…?」
裕「おう」
そりゃ、好きな人と誰かが一緒に帰ろうとしてるところなんて見たくないよね…
しかも、その相手は自分が裕翔のこと好き。って知ってる人だし
「……」
なんか、悪いことしちゃった気分。
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うさぎ - つづきみたいです! (2018年3月11日 21時) (レス) id: 9f1c7fd318 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - はっっっ! 終わり!? 続きが見たいです! (2017年11月11日 17時) (レス) id: 4b09fffb06 (このIDを非表示/違反報告)
岡本 彼女(プロフ) - は?え?終わりと? (2017年9月9日 22時) (レス) id: d9c22ccede (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ばー(プロフ) - おわりですか? (2017年7月3日 20時) (レス) id: 3289050712 (このIDを非表示/違反報告)
かすみ(プロフ) - このお話って、これで完結ですか…? (2017年3月28日 23時) (レス) id: 222fe9065d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メイ | 作成日時:2016年10月29日 19時