オレの。《Kei.I》

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「……る」








…ん？、嘘ではないのか

振られてたのは事実だし

一応、あたしの設定はそーゆーコトになってたもんな、うん。





……って！
あっぶねー！納得しようとしてたわ！！







『まー、そーだよねー。あの伊野尾くんが誰かと付き合うなんて有り得ないもん』



『シてはくれるけど、付き合ってはくれない。で有名だもんねー？(笑)』





あははっ！と、あたしを除いた人たちが笑う





「……今、めっちゃ笑顔で当たり前のように言った言葉。よく考えてみ？すんっごい最低だから」




『でも、それが許されるのが伊野尾慧くんでしょーーー？』





やっぱり
ニコ。と笑う





……そーでしたね、それが伊野尾慧でした

はい









「……」




よかった、あの事は知らないみたい、、







この噂が流れたのは

きっとリエちゃんが友達に愚痴ったかなんかしたのが原因だと思う




けど
誰もキスのことには触れてこない。ってことは
流石にこの事は、誰にも言ってないんだ




てか、目の前でキスされた。なんて言いたくなかったんだろーね







マイ「……」





まー、とりあえず

リエちゃんの(おそらく高いであろう)プライドに感謝！







マイ「……Aーー」




目を細めて
じっとあたしを見つめる彼女



「ん？」






いつの間にやら、話に入ってきていた女子達は離れていて


ねねね〜だいちゃんの彼女ってさー！っと

また別の話題で盛り上がっていた





マイ「あたしにはさー、ホントのこと。話してくれてもいーんじゃないのー？」



「……」



マイ「どこまでがホントでどこまでがウソ？」



ほら。言ってみ！


肘であたしの腕を押して

優しく、マイが笑う




…やっぱりマイには敵わないや





「………実はね」







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