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『今日こそ寧々ちゃんと一緒に帰る……!!』







とある放課後、僕は独り言を呟きながら校門前で
寧々ちゃんを待っていた。



この時間帯は人が比較的多い。


人混みが苦手な寧々ちゃんは、恐らく下校ラッシュと
時間をずらして学校から出るはず。


我ながら名推理だと思う。





ただ、問題点が1つ。




周りに邪魔なやつがいないか、しっかり確認しないと
面倒なことになり兼ねない。




前回は、例の神代とかいう寧々ちゃんの幼なじみが
近くにいたせいで、一緒に帰ることどころか、
話しかけることも出来なかった。





理由は簡単。




神代は僕を見る度にダル絡みしてくる。





「今日は天気がいいねぇ」「放課後空いてるかい?」





脳裏に過ぎる憎たらしい声。











『どうせ放課後は、寧々ちゃんとショーしてるんだろ…!
贅沢なやつめ……!!!!!』









そんな独り言は、雲一つない晴れた空に吸い込まれて行った。











「おや、そこにいるのはAくんじゃないか!」








『うわっ、神代……!!??』









噂をすれば、背後に奴がいた。





ただ、1つだけ嬉しいことが。
神代の隣には、寧々ちゃんもいる。





司とかいう変人と、宮女の制服の子もいるが、
寧々ちゃんがいるという事実は変わらない。






これは、いけるかもしれない……!!








「えっと……Aさん……だっけ…?」





『そうだよ!覚えてくれてたんだ!!』





「類から嫌ってほど名前聞いたから……」









なんだ、僕ことが好きすぎてとかじゃないのか。残念。





神代のおかげで認知されていたらしい。
たまには役に立ってくれるんだね。











「ねぇねぇ類くん!!この子が噂のAくん!?」







「えむ!落ち着くんだ!!」










どうやら、他校生にまで認知されているらしい。
どんだけ僕の話をしたんだよ。









「Aくん、良ければ僕と一緒に
フェニックスワンダーランドへ行かないかい?」








『生憎、男と2人きりで出かけるなんて趣味は無いんでね。
僕は家に帰って、真面目に勉強でもしとくよ。』






「ふふ…Aくんは本当に照れ屋さんだなぁ……」









魚のエイのような笑みを浮かべて、こちらに近づく神代。





気づいたら、手を掴まれていた。









「そんなに遠慮しなくてもいいよ。
是非、僕らのショーを見て欲しいんだ」











どうやら、僕に拒否権は無いらしい。

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こころ - 女主だと思ったら男主でニヤケが止まりません。どーしてくれるんですか!? (2月18日 0時) (レス) @page5 id: c43eafab12 (このIDを非表示/違反報告)
雑魚ゲーマーA(プロフ) - うわああああ!さん» ありがとうだぜ☆そのまま宇宙まで上げてやるぜ☆ (8月4日 11時) (レス) id: 1ad304372e (このIDを非表示/違反報告)
うわああああ! - 男主と聞いた瞬間わいの口角が上がったぜ☆ (7月24日 23時) (レス) @page5 id: 9e94448e4c (このIDを非表示/違反報告)
雑魚ゲーマーA(プロフ) - ぽぽさん» 返信遅れてしまい、申し訳ありません!!そう言っていただけて嬉しいです…!更新頑張ります! (6月19日 9時) (レス) id: 1ad304372e (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽ - 絶対面白いやつやん……!更新応援してます! (5月23日 0時) (レス) @page4 id: 8fec33f08b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雑魚ゲーマーA | 作者ホームページ:ありませんっ!  
作成日時:2023年5月17日 10時

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