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滴る汗、活気に満ちた若者たち。
生き生きとする黒髪ぱっつん。
彼は、こうなったらもうやるしかない!と吹っ切れたようだ。
さすがの運動神経でボールをキャッチしては投げ、キャッチしては投げを繰り返した。
試合が始まってから3分たったくらいの頃、
彼は、ふと思った。
____あれ、俺しかボール触ってなくね。
「ちょっと先輩たち!!!
避けてばっかりいないで参加してくださいよっ!!!」
彼もついに先輩にキレる日が来た。
それもそのはずだ。
ただ避けるだけじゃなく、
わざわざ、一球一球を避ける時、
……セクシーポーズをするからだ。
それもやたら運動神経がいい皆さんなわけなので、
当たるはずもなく、
避けない五色ばかりが狙われていたのだ。
「えー、だって太一はぁ〜
ボール怖いのぉ〜」
どんなガタイして言ってるんですかね。
体をくねくねとよじらせながら川西が言う。
「やだ、俺突き指したくない。
牛島さんにトスを上げるんだ。」
至極全う(に聞こえる)理由の白布。
じゃあなんでドッジボール参加した……
「Aはぁ〜……
なんとなくかなっ☆」
火に油を注いだ。
「もー!なんなんですかッ!!
もう少し、本気で……!」
その瞬間、国見が五色のトドメを刺した。
「常にガムシャラな事が、イコール"本気"なのかよ」
国見ちゃんもそれ、言いたかっただけだよね。
だってめっちゃドヤ顔してるし。
十数分もの間、セクシーポーズで逃げ続け、ボールを避け続けた3人組。
レパートリーが無くならないのが凄い。
「チョット!!避け続けるとかずるくない!?」
「ねぇ、無視!?」
「そのノッポくんセクシーすぎない!?」
「ドッジボールの鬼が怒っちゃうよ!!」
叫び続ける及川さん。
無駄な体力消費が激しそうだ。
そしてヘトヘトになったチーム及川さんズを仕留めたのだ。
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レミ - 反応集 序盤 ナニコレ 中盤 ナニコレ 今 ナニコレ (2020年2月2日 2時) (レス) id: e9e3a7151e (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - シラスさん» いえいえいえ!!いつもいつもコメントもくださって感謝でいっぱいなので、少しですが喜んで頂けて嬉しいです!!きっと私とツボが一緒なのかもしれない……!←これからも、見てくれると嬉しいです! (2017年3月30日 20時) (レス) id: b5454a5b7a (このIDを非表示/違反報告)
シラス - アリスさん» リクエスト応えてくれてありがとうございます!めっちゃ嬉しいです! 自分が書いてほしかったポイントとか、書いてなかったのにどストレートを書いてくださって、感激です!ずっと応援してます! (2017年3月29日 22時) (レス) id: 8772ca20fc (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - れるなさん» コメントありがとうございます!!そう言ってくれると嬉しいです!五色くんは前髪とストレートとツッコミをキレキレにしたかったんです!← (2017年3月29日 22時) (レス) id: b5454a5b7a (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - ケイさん» けんちゃん(笑)はラスボス感出したかったんですw多分彼が夢主ちゃんに負ける日は来ないんだと思います…混戦状態ですよ!! (2017年3月29日 22時) (レス) id: b5454a5b7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作成日時:2017年3月20日 19時