２年は明日も元気です【白鳥沢】

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始まった試合、

チーム及川さんズVSプリキュア５。


「変身した方いいかな？」


「いやいや、この程度の相手にはまだ変身は必要ないな」


及川さんズにナメてかかる白鳥沢２年ズ。


「てか、Aは一応女子だし、

なんか特別ルール作った方いいんじゃねーの？」



向こうのチームのピンクパッツンが言った。


普段自分の周りが女子(仮)としてしか扱ってくれないAは、


なにやら嬉しそうだ。



「我々の姫はご満悦のようだな」


「特別って言葉が大好きだからね、我々の姫は。」


ニンマリとするAを横目に仲間達が言った。


「とは言っても……思いつかないですよね」


多分この中で１人だけ真面目に考えていた金田一。


しかし、ここで珍しく国見が挙手した。



「ぶつけたら、キズ物にした責任とるために結婚するのはどうでしょうか。」



真顔で酷いことを言う。



「ダメだ。」



ここで止めに入ったのは川西太一。

さすが仲間たち。



「そのルールだと俺たちに結婚のチャンスがない。」


もっと酷いのは仲間たちの方だった。


「あぁ〜


みんな、私を取り合って喧嘩するのはやめてー！！！♡」


絶対言ってみたかっただけだ。


「……って言ってみたかったんだよね！！」


ほら見ろ。


Aに限っては別に何か考えてるわけではなく、

とりあえず楽しい、とかそういうものなんだと思われる。




「……それだけ図太きゃあ、

特別ルール要らなそうだな。」



白目を剥きそうな五色を見兼ねて岩ちゃんが助け舟を出したので、

特別ルール無しで試合が始まった。

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