２年は明日も元気です【白鳥沢】

新たなる宿敵 ページ41

「伊達工が来る……！？」


「どうしたA。」



数日後、伊達工が合宿に参加することを知ってから、

明らかにソワソワし始めるA。



それを怪しんだ白布が声をかけた。


「奴が……くるんだね……」


またAは他校に知り合いがいるのか。


このマネージャーの顔の広さには毎度驚かされる。



そして更なるバスが到着した。



挨拶の迫力に気圧されながらも


絶対頭の中じゃロクなこと考えてない。



「げっ……！！やっぱりいた……」


あからさまに態度に出すA。


「おっ、


久しぶりじゃーん、みーなーもーとっ」


そう声をかけたのは二口。


そしてみるみるうちに青ざめていくA。



「いやぁあああああ


妊娠させられるー！！！！！！！！！」



そう言って走り去っていった。


「君は一体何したのサ〜」


白布とは違った意味で前髪が斜めの人の肩を天童さんが叩いた。




いつもの仲間たち(２名)は集合して話し合いをする。



「まさか……元彼か？」

「妊娠とか言ってたしな……」


「でも彼氏とか聞いたことなくないか……？」



いろいろ談義している。



「俺、Aと幼稚園一緒だったんすよ〜」



HAHAHAという感じに笑う二口。


幼稚園児で

妊娠させられるー！とかなる原因ってなんだよ！



「幼稚園だってよ、だから元彼はないだろ」


「いやでも近頃の子は幼稚園でも


彼ピッピできるやん」


ほんとに最近の子は早熟ですよね。

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