２年は明日も元気です【白鳥沢】

人類の衰退 ページ25

「あなた！」


国見に駆け寄り、しれっと抱きつくAさん。

ファンが見たら刺されそうだよね。


「なんだい、A」


目がちゃんと開いているセンター分け。



「ご飯にする？お風呂にする？それとも……




わ･た･「その先は言わせねぇ」し」



割り込んだ勇者川西と、普通に言い切ってしまったA。


カッコつけたのにメンツ丸潰れじゃないか。


ドンマイ川西！！



「俺は最近、


赤葦とかそこのセンター分け無気力とかハンガーとかピンクパッツンとお前が仲が良くて寂しい！！！


だからもっと構えよ！！！」



意訳：おもちゃ返して



「なんですか、年上のくせにみっともないですね！！

Aさんを奪いたければ力ずくでもかかってきて下さい！！」



意訳：やだね、バーカ



「くっそ生意気な小僧だな……


しかし、こっちには強力な仲間がいるんだからな！」



意訳：うわーん国見がいじめた。先生に言ってやろ



なんだ本当に３歳児まで退化してしまったのか。

１８０cm台の大男がそんなことしたって需要ないんだからな！


……いや、あるか。



その不毛な争いを光悦の表情で見つめていたAが口を開いた。



「よし、わかったぁ！


今日の夜、正々堂々決着をつけよう。」



絶対わかってない。

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