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仕返し。10 ページ10

雑談ばかりしていたら、

不覚にもアイツらを見失ってしまった。

仕方ないと諦めて帰ろうとした時、


賢二郎が喉が渇いたと言って飲み物を買いに行ったので、
川原に私と太一で並んで座った。


なんか、こう、夕日っていいよね(語彙力)

すげぇ、私イケメンと並んで夕日見てるよ。


しかも初デートだよ。



突然、太一の携帯に着信があり、

それを太一は
わかった、とだけ言って切った。


誰から?そう聞こうとしたけど、

太一の声に遮られて聞けなかった。



「A、キスするぞ」


って。


「え、なななな、なんで」


って言ったのも無視で、
一方的に唇を塞がれた。


夕日と初デートとイケメンとキス。


素敵なシチュエーションだけど、
私の同意は!?ねえ!!


そしてそのキスは思った以上に長かった。

しかも、徐々に押し倒されていくような体勢。



そのキスが終わる頃には完全に太一が私に覆いかぶさるような形になっていた。

イマイチ状況が飲み込めない。

ポカーンと放心状態の私に


「さっき、賢二郎から電話で



あのカップルがこっちにイチャイチャしながら接近してるって。

思いっきり煽ってやれ。って言ったからさ。」


と、私を起こして言った。


「待って、私ファーストキス……」


あっけなく奪われた私のファーストキス。

大切にしようと思ってたのに!!

でも、高2にもなって残ってるのもどうなのとか最近思ってたけどさ!


「え、まじ?」


と言った太一に、まじ。と頷くと


「ゴメン!

A、モテそうだし慣れてるもんかと思ってた」


と土下座する勢いで謝られた。


「まぁ、いいよ。

作戦のうちだし。
でも、だんだん押し倒してきたのは何かな?」


あっさりと割り切ってしまうから、
冷血漢だって言われるのだろうか。


「なんていうかさ


アイツらのことAは見たくないだろうなって思って。

ああすれば、俺しか見えなかったっしょ?」



太一はニヤリと笑った。

全くもってその通りで、
もはや視界にも入れたくない大嫌いなソイツだから。


そこまで気遣ってくれたのが嬉しかった。

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設定タグ:白布賢二郎 , 川西太一 , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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推しの嫁になりたい日向斗(プロフ) - 超絶最高でした、私は勿論、太一の手を取ります(友達に、日向斗目がハートになる勢いで太一好きになっとるやんwwww、って言われたので、それに、太一大好きなんで)こんなにいい作品を作ってくれてありがとうございました! (2020年9月20日 20時) (レス) id: c282c8b216 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高でした。(*^^*) (2019年9月1日 18時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
八福神(プロフ) - 完結おめでとうございます!!いやー、面白かったw (2018年1月18日 0時) (レス) id: 55ef8a2948 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry - 私こういう小説大好きです!復讐とかなんか燃えますwww見た瞬間おぉ!?ってなりました!更新頑張ってください!!! (2017年4月7日 3時) (レス) id: d8f5eaefa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリス | 作成日時:2017年4月6日 20時

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