仕返し。４ ページ4
「で、俺は一切何も聞かされてないんだけど、
誰をどうすればいいわけ？」
我らがブレイン、賢二郎が聞く。
「まずね、
うちのクラスの、あの、変なやつわかる？」
ハテナマークが浮かぶ賢二郎に
「廊下とかでAに付きまとってただろ」
「ああ、そいつ。」
太一がフォローを入れてくれたおかげで名前を出さずに済んだ。
「ちょっと私、名前聞くと過呼吸になりそうだから伏せていくけどさ、
そいつが勝手に付き合ってるって勘違いなのか策略なのかわかんないけど、
広めて、そういう事実みたいなことになってるわけです。
もう関わるな、って何度も言い出そうとしました。
何度も言いました！しかし！！
病んだりぃ？殺害予告されたりぃ？
まあ、めんどくさいことになったわけです。
そのくせに、そいつが他クラスの女子とキスしてたわけです。」
簡潔にまとめると、こんな感じかな。
我ながらうまくまとめた。
「そ。
更にはカッターで襲われそうになってたとこに俺が助けに入ったわけだ。」
ドヤ顔で自慢する太一。
まあ、あれは凄かった。
もはや、私の命の恩人だもん。
「脳筋の説明にしてはわかり易かった。
で、Aはそいつのことは好きなの？
それと、そのカッターのはいつ頃？」
「なわけあるか。
大っ嫌いだわ。
でもおちょくられてる気分だから復讐しなきゃ気が済まない。
んーと、一週間くらい前かな。」
即答した私に
ああはい、と納得する賢二郎。
「A、シレーっとしてるように見せかけて、
割とプライド高いっていうか、
そういうとこあるもんな。」
よく知っていますこと。
「泣き寝入りなんてできる性格じゃないもんなー」
yes、と答える代わりに
ニッ、と笑う。
「まずは情報収集から始めるべきだと思う。」
そう言った賢二郎に私はスマホの画面を見せた。
もちろん画面に映されるのはキスショット。
「顔見ただけで吐きそうになるレベルなのに写真撮った私を褒めて欲しい」
二人してわしゃわしゃと私の頭を撫でた。
ここに、同盟が結成された。
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推しの嫁になりたい日向斗(プロフ) - 超絶最高でした、私は勿論、太一の手を取ります(友達に、日向斗目がハートになる勢いで太一好きになっとるやんwwww、って言われたので、それに、太一大好きなんで)こんなにいい作品を作ってくれてありがとうございました！ (2020年9月20日 20時) (
レス) id: c282c8b216 (このIDを非表示/違反報告)
鈩 - 最高でした。(*^^*) (2019年9月1日 18時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
八福神(プロフ) - 完結おめでとうございます！！いやー、面白かったｗ (2018年1月18日 0時) (レス) id: 55ef8a2948 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry - 私こういう小説大好きです！復讐とかなんか燃えますwww見た瞬間おぉ！？ってなりました！更新頑張ってください！！！ (2017年4月7日 3時) (レス) id: d8f5eaefa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アリス | 作成日時：2017年4月6日 20時
