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仕返し。3 ページ3

そうと決まったら作戦会議だ、

とか言われて、
向かう先は寮の太一の部屋。

太一曰く
このルートなら誰にも見つからない
らしく、その通りに行くと、
清掃用務員さんにも寮母さんにも会わなかった。


ノックをすると、向こうからドアが開いて、
太一とその相部屋の、白布賢二郎がいた。


促されるままに床に座る。


「脳筋の俺たちのサポートをしてくれる、

頭脳派、白布賢二郎さんだ。」


「なにそれありがたい」


私も太一もお世辞にも頭が良いとは言えない。
私は陸上で推薦入学したし、
言わずもがな太一はバレーの推薦。


ありがとう、しらす様、と手を取ると


「なに、お前ら知り合いだったの?」

と太一に言われた。

そうです。知り合いなんです。


「中学3年間同じクラスだった。」

「まさしく運命」

「お前と運命は嫌だ。」


運命の人に軽く拒否られた。
私の心は傷ついたぞ。どうしてくれるんだ。


「で、そろそろ本題だ。


とりあえず、Aはどうしたい?」


どうしたい?そんなの決まってるじゃないの。


「私と付き合ってることになってる奴とオサラバしたいね。」


ちょっと名前は出したくない。
反吐が出ちゃう。


「本心は?」


賢二郎が表情を崩さずに私に尋ねた。
さすが、3年間一緒だっただけあってわかってる。


「物理的にも精神的にも社会的にもぶっ潰して、
ゴミみたいな人生を送ってほしいね。」


「あらいい笑顔。」


「ありがとう」




太一に褒められた。

想像通りの私のブラックさだったのか、
賢二郎は少し嬉しそうにため息をついた。


「お前のそういう性格悪いとこ好きだわ」


「まあ嬉しいわ」

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設定タグ:白布賢二郎 , 川西太一 , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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推しの嫁になりたい日向斗(プロフ) - 超絶最高でした、私は勿論、太一の手を取ります(友達に、日向斗目がハートになる勢いで太一好きになっとるやんwwww、って言われたので、それに、太一大好きなんで)こんなにいい作品を作ってくれてありがとうございました! (2020年9月20日 20時) (レス) id: c282c8b216 (このIDを非表示/違反報告)
- 最高でした。(*^^*) (2019年9月1日 18時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
八福神(プロフ) - 完結おめでとうございます!!いやー、面白かったw (2018年1月18日 0時) (レス) id: 55ef8a2948 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry - 私こういう小説大好きです!復讐とかなんか燃えますwww見た瞬間おぉ!?ってなりました!更新頑張ってください!!! (2017年4月7日 3時) (レス) id: d8f5eaefa6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アリス | 作成日時:2017年4月6日 20時

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