仕返し。14 ページ14
「そうやって、ボケっとしてるとこ悪いね。
もう全部バレてるから。
ちょっと、ここは俺たちに任せて、先生呼んできてくれない?」
そう言って賢二郎は後ろにいた子に促した。
後ろにいたのは、デートの時に見たそいつの彼女だった。
私だって状況がわかんないよ。
なにこれ?
連れてこられた先生によってそいつは姿を消した。
私がポカーンとしていると、女の子が口を開いた。
「川西くんから、全部聞いたの。
私、ふられてどうでもよくなっちゃってて、
それであんなやつでも私を好きならって思って付き合っちゃった。」
少し派手な見た目だけどすごく誠実な声色だった。
「でもさ、なんかおかしいって思ってた。
そのときに、あの人があなたに付きまとってるとかって話を聞いたの。
私にできることなんて大して無いけど、
ここにカメラ置くくらいはできたよ。
私、映研部だから。いいの持ち出してきた。
ほんと、ごめんね」
思えばこの子は何も悪くないんじゃないか。
悪いのはあいつ1人で。
こちらこそ、ごめんね。って
何がごめんねなのかわかんない言葉を繕おうとする前に、
「じゃ、あとは3人で。」
って立ち去った。
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推しの嫁になりたい日向斗(プロフ) - 超絶最高でした、私は勿論、太一の手を取ります(友達に、日向斗目がハートになる勢いで太一好きになっとるやんwwww、って言われたので、それに、太一大好きなんで)こんなにいい作品を作ってくれてありがとうございました! (2020年9月20日 20時) (レス) id: c282c8b216 (このIDを非表示/違反報告)
鈩 - 最高でした。(*^^*) (2019年9月1日 18時) (レス) id: 4f2f6e9221 (このIDを非表示/違反報告)
八福神(プロフ) - 完結おめでとうございます!!いやー、面白かったw (2018年1月18日 0時) (レス) id: 55ef8a2948 (このIDを非表示/違反報告)
Cherry - 私こういう小説大好きです!復讐とかなんか燃えますwww見た瞬間おぉ!?ってなりました!更新頑張ってください!!! (2017年4月7日 3時) (レス) id: d8f5eaefa6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アリス | 作成日時:2017年4月6日 20時