首には小さな置き土産 ページ5
(小瀧視点)
目を覚ませば、俺の大好きな"飼い主"さんがいる。
まだ寝ているのだろうか、俺の腕の中ですやすやと寝息を立てている。
何色にも染まってない綺麗な黒髪が白のシーツの上に広がり、窓から差し込む陽の光に照らされた肌は真珠のように白い。
「…ん、？おはよ、のんちゃん。」
小瀧「おはよ、Aちゃん。」
「もう朝かぁ。…ふふ、ちょっと腰痛い。」
小瀧「え、ほんま？ごめんなぁ…。」
「んーん、いいの。それだけあたしを愛してくれたってことだもん。」
小瀧「…ほんまずるいわぁ、笑。」
Aちゃんは起きるとすぐに落ちていた下着とシャツを身につけ、部屋を後にした。
これは、Aちゃんからの合図。
"もう帰っていいよ"という合図。
俺も服を着て、髪の毛を整えてから寝室を出る。
キッチンにはAちゃんの姿が。
小瀧「ほな俺、帰るわ。」
「ん、わかった。また来週、ね？」
小瀧「…来週やないとあかん？」
「うん、来週じゃないとだめ。」
小瀧「ん"ん…。」
「ふふ、不満そうな顔。」
くすくす、と笑って俺の頬をするりと撫でる。
「でもね、のんちゃん。お土産あるから、許して？」
小瀧「お土産？何それ、貰った覚えない…。」
「ふふ、いつ気づくかな？」
小瀧「む…お土産だけやと足らん！」
「じゃあ、目閉じて？」
大人しく目を閉じると、俺の唇に柔らかな感触が伝わる。
「来週、待ってるね。」
小瀧「うん…ほな、また来週ね。」
この後一旦家に帰って大学に行った。
そしたら仲の良い友達に「見せつけんなよ！」と小突かれた。
何のことだと思ってたけど、トイレで鏡を見るとわかった。
ギリギリ見えるところに、赤い印が。
俺はその印を、数分間見つめて、指で撫でてを繰り返した。
はよ、来週にならんかなぁ。
────────
作者のめろんぱんです。
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みなみ(プロフ) - 終わってしまい、がっかりです。 (2019年6月8日 16時) (
レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしてます。 (2019年4月18日 12時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - リクエストいいですか？逆らったらどうなるのか詳しく書いて欲しいです。 (2019年2月11日 10時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - これからも更新頑張ってください！ (2019年2月7日 21時) (レス) id: e5fc57acf1 (このIDを非表示/違反報告)
(匡子(プロフ) - ジャニスト可愛いドMの感じいい更新楽しみしてますあと、リクエストでジャニストメンバー全員鉢合わせするみたいなとの見てみたいですご主人様はどんな対応取るか (2019年2月5日 8時) (レス) id: 2aca83cdf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年1月5日 22時
