まるで綿菓子 ページ13
(神山視点)
甘美、という言葉はこの月曜日の夜の為にあるんだと俺は思っている。
Aさんの甘い匂いでいっぱいな寝室にあるベッドの上に寝転がり、
ちゅ、くちゅっといった甘々しい水音を響かせ、
部屋には俺とAさんの甘ったるい吐息やもどかしそうな声で溢れている。
神山「んぁ、あっ、ふぁあ…！」
「ふふ、もっとキスしよっか…。ちゅ、くちゅ…ぢゅるっ…」
神山「んふっ、ふーっ、ふぇ…！」
「ん、気持ちよくなろうね…？」
どろどろと俺の中心から白濁液が垂れる。
勢いなんて無く、痺れるような快感に耐えきれず漏れる。
壊れた蛇口のように、どろどろと。
「あは、可愛い顔…。とろとろだね？」
神山「っ、俺、可愛くない…」
「可愛いんだって、ね？」
神山「男、やし…！」
「うん、そうだね。」
"立派な男なのに、
女のあたしに鳴かされるもんね。
そこが可愛いんだよ？"
耳元でそう囁かれ、再び腰が甘く痺れた。
「ん、あっ…ふふ、気持ちいいね？」
神山「…うん、気持ちええ…」
勿論、Aさんも甘い声を出す。
でも、何でやろう？
何でこの部屋には俺の甘い声の方が響くんやろう？
「ほら、明日早いんでしょ？そろそろ寝よっか。」
神山「…もう寝とるやん。」
「そういう意味じゃなくて、笑。」
神山「ふは、わかっとるよ。…ぎゅってしてええ？」
「うん、いいよ。」
あと数時間でこの甘い空間は無くなる。
月が眠り、太陽が起きたら普通の平日になる。
目が覚めるまでは、甘い綿菓子のような、夢のような空間で眠らせて。
神山「俺、小さい時雲の上で寝れると思とった。」
「あー、あたしもだよ。」
神山「…それって、ほんまなんやなぁ。」
「何それ笑」
綿菓子のように、甘くてすぐに無くなってしまう俺のご主人様。
おやすみ、甘い月曜日。
──────────
更新遅れてごめんなさい…！
あと一人で全員揃いますね…！
有難いことに、沢山の方に読んでもらっているようです。
拙い文章ではありますが、お付き合い下さい。
終わり
ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←天使はどっち？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1277人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みなみ(プロフ) - 終わってしまい、がっかりです。 (2019年6月8日 16時) (
レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - 続き、楽しみにしてます。 (2019年4月18日 12時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
みなみ(プロフ) - リクエストいいですか？逆らったらどうなるのか詳しく書いて欲しいです。 (2019年2月11日 10時) (レス) id: 34a5132cfc (このIDを非表示/違反報告)
氷牙 - これからも更新頑張ってください！ (2019年2月7日 21時) (レス) id: e5fc57acf1 (このIDを非表示/違反報告)
(匡子(プロフ) - ジャニスト可愛いドMの感じいい更新楽しみしてますあと、リクエストでジャニストメンバー全員鉢合わせするみたいなとの見てみたいですご主人様はどんな対応取るか (2019年2月5日 8時) (レス) id: 2aca83cdf5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めろんぱん | 作成日時：2019年1月5日 22時
